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【企画参加】重厚すぎるファンタジー|本の紹介

メディアパルさんのアドベントカレンダー企画に参加です。

好きなジャンルについての「イチ押しの本」教えて欲しい!

という企画。イチ押しの本、これは迷う!

好きなジャンル…色々あるのですが、今回は「長編ファンタジー」を選びました。

まだ何日か空いているみたいなので、本が好きな方はご参加いかがでしょうか?

わたしが紹介したい本は、長編ファンタジーの中から『氷と炎の歌』です。

世界的に人気を博したドラマ「ゲーム オブ スローンズ」の原作でもあります。

全部で7部作を予定しているらしいですが、今のところ出版されているのは5部まで。「はやく!はやく、続きを出してくれ!」と禁断症状のまま次巻を待っています。

【あらすじ】
ウェスタロス大陸の七王国は、長い夏が終わり、冬を迎えようとしていた。狂王エイリスを倒し、ターガリエン家から〈鉄の玉座〉を奪って以来、バラシオン家、ラニスター家、スターク家ら王国の貴族は、不安定な休戦状態を保ってきた。だが、ロバート王がエダード・スタークを強大な権力を持つ〈王の手〉に任命してから、状況は一変する。それぞれの家の覇権をめぐり様々な陰謀が渦巻き……。ローカス賞に輝く歴史絵巻開幕!

Amazonより引用

ファンタジーというと、王道のハリーポッターや指輪物語とさまざまですね。もちろん、わたしも王道ファンタジー大好きです。

ただ、こちらの『氷と炎の歌』はファンタジーの中でも一線を画しています。超重厚ファンタジーといっても過言ではないのです。では、どんな所が重厚なのか書いてみようと思います。

①指輪物語のように作り込まれた世界観

南アメリカ大陸と同じくらいのウェスタロス大陸を舞台に話は進みます。広いですね。この世界を、読者は主人公達と一緒に駆け巡ることになります。

時には戦の渦中に、時には国を脱出して異国の地で身を潜めたり、時には愛するものを失ったり。

設定では1万2千年前の歴史から考えられているそうです。凄すぎて…。民族の成り立ちから、現在の王位までの歴史もしっかりと作り込まれています。隙がありません。

②ハプスブルク家のようなドロドロ

そしてストーリーがリアル。著者のジョージ・R・R・マーティンは歴史好きらしく、中世ヨーロッパがモデルになっているそう。

話がリアルすぎてハプスブルク家並み(マリーアントワネットなど)のドロドロっぷりです。「苦難の末に主人公が悪者を打ち倒す」や「王子と結ばれてハッピーエンド」といった簡単なストーリーはありません。

陰謀渦巻くウェスタロスの土地で、人質にされたり、行方不明になったり、裏切られてしまったりする主人公達。スターク家やラニスター家の人たちを中心に主人公はころころ変わります。

王近辺の人たちのドロドロさといったら…。思い人同士が結ばれる世界はここにはありません。

③ファンタジー要素が謎を呼ぶ

ハリーポッターのような派手な魔法もないのです。しかし、この世界では〈壁〉と呼ばれる場所で、北からくる氷のように冷たいナニかと戦っています。その正体はいまだ分からず。

ドラゴンが滅びた後の世界、ということでドラゴンの単語が出でくるもののドラゴンはなかなか姿を表しません。じらしますよね。

このいい具合のファンタジー要素が、謎をよんで話を引き立たせています。

④色々な意味でR指定

みなさま大人なので、心配はしていませんが、色々とR指定です。ドラマが大人気ですが、わたしは絶対に見れません。グロいのです。文章でさえ、うっとなるシーンもあります。また性的なシーンもたくさんあります。

このあたりは自己判断でお読みください。

それを超えても読みたいと思ってしまう本なんですよね。

おわりに

これ、大丈夫かな?

本の面白さより異質な部分を伝えている気がします。

「ありません。」しか言ってない気もします。

ジャンル的にはダークファンタジーでしょうか。

普通のファンタジーに飽きた方、いかがでしょうか?まずは一巻いってみましょう!気がついたら氷と炎の歌の世界に引き込まれているはずです。


それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。そして、メディアパルさん素敵な企画をありがとうございましたー!

また次の話でお会いしましょう。


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