見出し画像

野外学習宣言:《コクヨ野外学習センター》オープンに寄せて

コクヨと黒鳥社による新たなコラボプロジェクト《コクヨ野外学習センター》。オープンに際して、センター長の山下正太郎からのご挨拶。

TEXT BY SHOTARO YAMASHITA(KOKUYO Centre for Field Research)

「仕事」と「道具」の新しい関係

コクヨは100年以上にわたり「仕事」「道具」のあり方について考え続け、文房具やオフィス家具など、子どもから大人まで幅広く愛される商品を世に出してきました。

しかし、社会がますます複雑になるにつれ、自分たちは誰のための道具を作っているのか?本当にそれを欲している人たちは誰なのか?確信をもつことが難しくなってきました。いや正確にはなにかわかったような気がしていただけだったように思います。

自分たちが次にどこに進むべきか?その道をしっかりと見定めるため、わたしたちは黒鳥社とともに「コクヨ野外学習センター」というリサーチユニットをつくり、会議室を出て、獣道もまだないフィールドに向かうことにしました。この先に何があるかはわかりません。もしかしたら答えは見つからないかもしれません。しかし動かなければ何も見つかりません。

「コクヨ野外学習センター」はリサーチユニットだけでなくメディアでもあります。自分たちが見つけたことを能動的に働きかけることで、社会がそれに波紋のように反応する。そうした波紋の重なりの中にきっと未来の答えが潜んでいると思っているからです。

さぁ「仕事」と「道具」の新しい関係をさがす旅の始まりです。

コクヨ野外学習センター・センター長 
山下正太郎


《コクヨ野外学習センター》のポッドキャスト


《働くことの人類学》 ホスト・松村圭一郎


《新・雑貨論》 ホスト・山田遊

コクヨ野外学習センター|KOKUYO Centre for Field Research

コクヨ ワークスタイル研究所と黒鳥社がコラボレーションして展開するリサーチユニット/メディアです。文化人類学者の松村圭一郎さんをホストにお届けする文化人類学者のディープな対話〈働くことの人類学〉。バイヤー /キュレーターの山田遊さんと黒鳥社のコンテンツ・ディレクター若林恵による雑貨をめぐるトークセッション〈新・雑貨論〉の2番組を配信。

◉企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社
◉制作協力 :ソングエクス・ジャズ
◉録音機材提供 : ティアック(株)

ソーシャルメディアのアカウントはこちら:TwitterFacebook

画像1

コクヨ野外学習センターの活動に共感いただける方はサポートいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。