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#18【アルバム紹介⑨】🇨🇺Jose Antonio Mendez – Canta Solo Para Enamorados
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キューバ歌謡フィーリンの父「Jose Antonio Mendez」の1stアルバム「Canta Solo Para Enamorados」をご紹介します
「Canta Solo Para Enamorados」は1956年にRCA Victorからリリースされ
2014年には渋谷のworld music Shopエルスールレコードから、今回ご紹介するアルバムに加え、同時期の貴重なライヴ音源を追加した「フィーリンの誕生 (編集盤CD)」をリリースしています。ジャケットはほぼ同じです
その編集盤CD紹介では
■2014年リマスター再発■
ブラジルで言えばボサノヴァにあたるような音楽の流れ、キューバのモダーンな歌謡音楽である“フィーリン”の記念すべき最初のアルバムとして知られる名作。
ホセー・アントニオ・メンデスは、ブラジルで言えばアントニオ・カルロス・ジョビンとジョアン・ジルベルトをあわせたような存在。自ら作曲し、ギターを弾き語り、フィーリンという音楽の流れを生み出した偉人。現在も活躍するオマーラ・ポルトゥオンドは、もともとそのフィーリンの女性歌手としてホセー・アントニオ・メンデスのグループで歌っていた。いわば、前世紀の半頃、キューバに起こった新しい歌謡音楽のリーダー的存在とも言えるのがこのホセー・アントニオ・メンデス。本CDは50年代半ばにメキシコで録音された彼の最初のアルバムを中心に、同時期の貴重なライヴ音源も追加した内容。新しい音楽フィーリンがまさに産声を上げた瞬間の初々しさしさをたっぷり感じられる1枚。
そんなキューバ歌謡音楽「フィーリン」が誕生した記念すべきアルバムですが、リリース国は、キューバではなくメキシコとなっています
それは1949年にキューバ人ピアノ奏者Julio Gutierrezをリーダーとした「Julio Gutierrez Y Su Orquesta」の一員としてメキシコに渡っていたそうです
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1953年にJulio Gutiérrez楽団は1stアルバム「Tentación」をリリースし、ジャケット裏面記載のB3「Y Decídete Mi Amor」には「Jose A Mendez」名があるのがわかります
またキューバ人ボレロ歌手Pepe Reyes(José Antonio Reyes Carbonell)とともに歌手としてメキシコに招かれ、その時に世界的に活躍していたメキシコ人の作曲家ピアノ奏者ボレロ歌手Agustin Laraと一緒に活動していたそうです
1stアルバム「Canta Solo Para Enamorados」をメキシコでリリースしたのも自然な流れだったのがわかりますね
おそらくsingleリリースのみだと思いますが、「Nuestra Canción / No Me Hables De Amor 」がまたよくて
哀愁がありますね
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