偉大なリーダーが失われたことで、その後の歴史が変わったこと
かつて日本の内閣総理大臣に次のような人がいました。
「世界のなかでもプレゼンスが高まっているアメリカとの連携を重視し、かつ政情が不安定であった中国とも友好関係を築くことで、不安定な国際情勢のなかでも日本の安定を図ろうとしました。また、国内においても産業の振興や教育の高度化に努めました。」
この内容を読むと、「アメリカとの連携重視とかって、戦後の首相かな?」と思われる方も多いかもしれません。しかし、これは明治の終わりころから主要閣僚を担い、大正期には首相をつとめた原敬(1856