見出し画像

ハイテク 中国の自動車学校

自動車学校を卒業するのは難儀した。

仮免を取るまでに一度不登校にもなった。
S字やクランク、車庫入れが苦手だった。
そうそう、坂道発進も恐怖だった。
仮免を取って外を走るほうが楽だった。 

しかし、助手席で教官にブレーキを踏まれたときの恐ろしさといったら!

卒業のとき「なるべく運転しない方がいいですよ」という有難いお言葉も頂戴した。
普通免許証は身分証明書としてしか使われることはなかった。

実家に車もなく、結婚してからも車がなかったので、教えを守って運転は控えていたけれど、ニュータウンに越してきて、子どもの塾の送迎で必要に迫られ、ペーパードライバー教習を経て、主に家族の送迎をした。
今は週一回程度しか乗らないけれど。


長々と自分語りをしました。
要するに、自動車学校は悪夢でしかなかったと伝えたかったのです。

テレビで上海のハイテク自動車のことを観た。

教習車3000台
マンモス校である。

AIとVRを駆使した教習法。

実車に乗るまでは、VRゴーグルを着けてシュミレーターで学ぶ。
実際のコースの映像を見ながらハンドルを握り、振動も感じる。坂道では体が傾く。雪道や横風の感覚も体験できる。
さまざまなシュチュエーションを体で学べる。
この過程は以前は車でマンツーマンで行われていたが、今は生徒8人に1人の教官。

実車に乗るようになっても助手席に口うるさい教官はいない。

運転技術や習熟度に応じて、AIがコツやポイントを親切かつ冷静に教えてくれる。
車には、センサー、レーダー、カメラ搭載。
教習車は以前のものより倍の値段がするが、人件費は大幅に削減できる。
コース上に数人の教官が立ち、コントロールルームで見張っている教官もいる。

教官にも質の差があり、生徒との相性もある。
この学校では、格段に合格率が上がったそうだ。
生産性も50%アップしたとか。
中国政府も事故を減らす目的で、このようなやり方を推奨しているようだ。

さて、皆さんはどう思われましたか。
夢のような自動車学校ですね。

どうせ、そのうち自動運転も当たり前になりますし。

文字通り、自動車の時代到来ですね。

(今朝の「モーニングサテライト」テレビ東京 の内容を要約しました)