見出し画像

情報は人を不安にさせる

情報が簡単に手に入る時代。
溢れ返る情報は玉石混交だ。
すべてを鵜呑みにするけにはいかない。

ここのところ、立て続けに災害に関する情報が発表された。

南海トラフ地震とか、台風警戒とか。
わたしは根が呑気なところがあるので、たまにはこのような緊張感を与えてもらうのも必要なことだと思う。
備蓄していた乾パンやクッキーはすべて賞味期限が大幅に切れていた。

ということもあり、ここ数日はスーパーに行く度に、目についた水を買ったり、カップ麺を買ったりしている。

たまにカップ麺を買うと、無性に食べたくなる。
わたしはどん兵衛、夫はカップヌードルを食べた。
備蓄にならなかった。

今回の騒ぎで、防災用品を見直す人が増え、随分売れたのではないかと思う。


お米が不足していることは再三報道されていたけれど、うかうかしていたら、スーパーのお米の棚が空っぽになっていた。

不足しているのはデマではないけれど、不安になった人々が買い占めていることも不足の一因かもしれない。

わたしはせめて嵩増しするために、もち麦を買った。
普段は買わない発芽玄米も買った。

体調が悪くなると、まず病院に行く前にネットで調べる。

もしや、この病気では?と不安になる。
命を守る行動かもしれないが、要らぬ心配をしてしまう場合もある。


子育ての不安にもネットは親切に答えてくれる。

わたしは、松田道雄先生の『育児の百科』一冊に頼り切っていた。

情報過多で情報に踊らされることもある。
怪しい情報に惑わされないように、正しい情報を見極め、適切に行動する能力が求められる。

などと教科書的に書いてはみても、それがなかなか難しい。
すべて裏を取るわけにはいかない。

風が吹けば〇〇が儲かる…というように、人の不安につけ込み、儲ける商売もある。
語弊があるかも知れないけれど、保険業などもそうだろう。

もしものときのために、あれもこれも買っておかなきゃ。

備えあれば憂いなし。
わかっちゃいるけど、
これで安心ということはない。
どこまで備えるかが、悩みどころだ。