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戦争について思ったこと

世界のどこかで戦争が始まる。
テレビで映し出される映像を見るだけではあまり現実味がなく、遠くの国の出来事と感じてしまう。

「ロシアがウクライナに侵攻」

一面トップの大見出しのニュースになっている。

ロシアとウクライナの関係や背景も
まだよく理解できていない。

爆撃でウクライナの人が大勢死亡したと聞いても

株価が乱高下したとか
資源の調達が難しくなるとか
ガソリンの価格が上がるとか
日本に直接影響があることに
気持ちが向きがちだ。

わたしは生まれも育ちも広島だから
他の地域の人より
何倍も平和教育を受けているんじゃないかと思う。 

「原爆許すまじ」や「夾竹桃のうた」
など、戦争をテーマにした歌も学校で
よく合唱した。

8月6日の原爆の日には
年中行事のように
平和公園の原爆慰霊碑にお参りしたり、夜は原爆ドーム下を流れる川で
灯籠流しを見たりした。

何代も広島に住んでいる人なら、
親戚や近所の人の誰かしらが
原爆の犠牲になっている。

父親からも繰り返し原爆の話を聞かされた。

広島と長崎に原爆を投下したのは
戦争を終わらせるため、というのがアメリカ側の言い分らしい。
真珠湾の報復だという人もいる。
(他にもいろいろ説があるけれど)

それでも、戦争を恨んでアメリカ人を恨むということはなかった。

亡くなった人には親兄弟、子どももいる。
友達もいる。
国は違っても家族や友達を思う気持ちは変わらないはずだ。

理由は何であれ、戦争は殺人だ。
殺人は最上級の犯罪だ。
例外はない。