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家庭の流儀

娘の家で約一ヶ月、産後のサポートのために同居してみて、我が家とは暮らし方が違うものだなとつくづく感じた。

赤の他人の家じゃないのに、こんなにも違う。
わたしが娘にあまり家事を教えて来なかったせいかもしれないけれど、反対に教えられることも多かった。

今は初めての食材で料理を作るときにも、戸惑うことはない。
調べれば動画で親切に教えてくれる。
便利な世の中だ。
料理教室は閑古鳥が鳴いているのかもしれない。

ゆで卵の茹で方にしても、わたしは水から、娘はお湯から。

わたしたち夫婦は、石油危機を体験した世代のせいか、ちまちま電源を落としたり、コンセントを抜いたりすることが習慣になっているけれど、娘宅では、例えば給湯器の電源は24時間つけっぱなし。
あまり細かいことは気にしていないようだ。
子育て、仕事と忙しい世代だから、当然かもしれない。

料理をするときも、娘のダンナさんがルービックキューブをするときも、
「アレクサ、〇分のタイマーかけて」とスマートスピーカーに命令している。

3歳の孫でさえ、登園前に
「アレクサ、今日の天気教えて」とやっている。

洗濯の仕方、干し方、畳み方、収納の仕方、ゴミの捨て方、例を挙げればキリがない。
それぞれやり方が違う。
やり方が違っても結果が同じなら問題ない。

わたしは上白糖は滅多に使わず、主にきび砂糖、ラカントも使うけれど、行った先では、そこにある調味料を使って調理する。
我が家では朝食にフルーツとヨーグルトは欠かせないけれど、 小さい子がいて、親の出勤時間が迫っていたら、朝から食卓に何品も並べる余裕はない。
食べる日もあれば食べない日もある。
そこは臨機応変に。

今回、素麺のつゆに関して、目からウロコがあった。
市販のめんつゆを使ったのだが、水ではなく、豆乳で希釈した。
これは美味しかった。
是非我が家でも取り入れたい技だ。
娘のダンナさんの料理はいつ食べても美味しい。