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血も涙も

秋のドラマ『silent』が巷で話題になっている。
noteを読んでいても、熱く語っている方をチラホラお見掛けする。



初回は、録画したものを夫と共に、家事をしながら観た。

世間を敵に回すことを承知で、敢えていいますが、正直ピンと来なかった。
もちろん感動的ないいお話でした。

生まれ変わったら、綾瀬はるかか、飯豊まりえか、川口春奈になりたい!

そう思っているわたしですから、
川口春奈ちゃん、相手役の目黒蓮くんの演技は素晴らしかったです。

でも、ラブストーリーとウエット過ぎる物語はどちらかというと苦手分野。

そうこうしていたら、夫が、TVerで観られるから今のうちにまとめて観るようにと再三再四勧めてくる。

軽く無視していたら、あまりにも熱心に勧めてくる。

わたしはキッパリ断ろうと思ったけれど、世界平和は家庭の平和から。
亭主の好きな赤烏帽子という言葉もある。

4回分まとめて観ることにした。


ながら見ながら、一気に観た。
残念ながら涙は出なかった。

すると背後から一緒に観ていた夫の声が……。

血も涙もない


そうです。
わたしは血も涙もない女です。
冷血です。

〽︎卒業式で泣かないと
 冷たい人といわれそう

そんな人です。



しかし、泣くときには泣きます。

『ニュー・シネマ・パラダイス』なら何度観ても泣けます。
名子役に弱いのです。
サントラ盤を聴いただけで、条件反射で泣きます。
以前にも書きました。

そして、只今絶賛上映中

名優ポール・ニューマン特集
〜碧い瞳の反逆児〜

劇場で『明日に向かって撃て!』(1969年)を観てきました。


こちらの作品はテレビでは何度も鑑賞していますが、ポール・ニューマンファンとしては、大スクリーンで観るという長年の夢を漸く叶えることができました。

『スティング』なら、学生時代に名画座で繰り返し観ました。
ポール・ニューマンが大写しになるとそれだけで、なぜか目頭が熱くなりました。


『スティング』より


そして、『明日に向かって撃て!』

西部史に残る実在の銀行強盗、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの物語。
追手を逃れ、女教師エッタと共に
ボリビアに逃避行して……。

主役は悪のヒーローですが、
ポール・ニューマンとキャサリン・ロスの自転車2人乗りのシーンには
胸がキューンとなります。


わたしだって泣くときは泣きます。

映画館では寧ろ泣き虫です。
弱点は懐かしの名画です。

決して冷血ではないのです。

『明日に向かって撃て!』より
「雨に濡れても」をどうぞ。



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