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電車の中で書いている。

ロンドンの地下鉄の中で書いてる

残り、4日でロンドンを離れる。
あれだけ苦しかった最初が嘘のように時間が経って、
楽しかった記憶に改竄されていく様子。

この2ヶ月半は、僕に何をもたらしたんだろう。
胸を張って帰れるんだろうか。
そんな思いも、勿論少しある。

だけど、そんな不安よりも発見できたことの方が多い気がする。物理的に日本を外から俯瞰することで、現状の日本の内情の「ヤバさ」に気づいた。遅れている部分が多過ぎる。けど、和食とかインフラとか安全性とか、他を突き放して素晴らしい文化もある。後は、ロンドンでの生活は色々と疲れるってこと。ロンドンだけじゃないかもしれないけれど、ここはずっと危険信号を働かせているような感覚がある。今地下鉄でも、座る前に両脇にいる人の雰囲気で、この人の隣なら大丈夫そうだな、とか。あってはならないことなのかもしれないけど、lookism的な考え方で判断してしまってる。人種とか、そんな差別的な判断基準ではないけれど、その人の纏ってる雰囲気で近づいて大丈夫かどうかを意識的に、瞬時に頭を働かせている気がする。街でも、携帯取られないようにとか、日本の生ぬるい空気感では考えられないことを考えてる。あとは、単純に寒い。寒さに対抗しようと体のエネルギーを使っている感覚がずっとある。

自分のことも、新しい発見があった。
めちゃくちゃ人恋しい性格だってこと。何度も何度も書いている気がするけれど、東京での当たり前に予定が埋まっている日々がどれだけ暖かく、どれだけ自分を支えてくれていたかが分かった。それが、自分の生きる意味の一つにまでなっていただろうし、今後もなり続けると思う。あとやっぱり、身体的な線の細さが気になった。元々、太りにくいからどれだけバルクしようと思っても消化されちゃう。太りにくいとか言いづらいけれど、それも一つの悩みだったりする。だから、日本に帰ったらメチャクチャに食べて、自分を少しずつ好きになろうと思う。

小さいことだと、
・自炊が意外と好き
・マルチタスクが得意 → 1つのことに集中できない
・やはり靴が好き
・カルチャーももっと理解したい
・写真は、趣味でもいいのかもしれない
・仕事と私生活の境界線をどれだけ曖昧にすればいい
・どうやったら経済的自由を若いうちに手に入れられる?
などなどに気づいたし、考えてる。

ここでの気づきは、明らかに日本にいた時とは真反対だと思う。どれだけ効率的に物事を進められるか、自分が楽な方はどっちか。とか。
なんの面白みもない人間だったのではないかなと思っています。わからないけれど。

ここで、人に優しく、見返りを求めず、自分に厳しく。

「誰を笑顔にできるか」を忘れないように生きていけたら理想的だなと思います。

より、イケてるおじさんになれるように。
経済的にも精神的にも、一歩成長しなければいけないと、強く思います。

日本に帰って、一時的に全てのSNSを遮断することで情報を自分から遮り、家族と自分、少しの大切な友達に焦点を当てた生活をしたいと思います。

ここで、ちょうど最寄りに着きました。
電車賃の高さに毎日驚きが隠せません。

*写真は、マルタ島での一枚です。写真もちゃんと撮ってます。

KENNY

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