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#4 優しい人

あなたは「断る勇気」がありますか?

今日の映画は「イエスマン」。
観たことがある方も多いと思います。

友達の誘い・上司の誘い・ビラ配りまで、全てに「NO」と言っていた男が、
「イエスマン」の講習に行って、「YES」しか言わなくなるという話です。

それによって人脈が増えたり、昇進したり、いいことづくめ。
映画ではあまり描かれてないですが、現実世界で「イエスマン」やったら利用されまくりですよね。

実際、周りに絶対一人はいませんか?
「断れない」人。

頼まれたらやってしまう。
誘われたら行ってしまう。
人の悩みまで抱え込んでしまう人。

こういう人は「優しい人」だって言われます。

自分のキャパオーバーなのに、受け入れてしまって大爆発。
もう人に関わりたくないよ〜〜〜。ってなっちゃう人。

私、優しい人には3種類いると思っています。
①頼まれたらなんでもやってしまう人
②頼まれなくてもなんでもやってしまう人
③その人ができるようにサポートしてあげる人

①の人はまさにイエスマン。

頼まれたら、物理的に無理な場合以外、引き受けてしまう人。
だいたい、無理して健康を害してしまったり、いつも何かに追われていたり。
でも、イエスマンを続けていると、「あの人に頼めばなんでもやってくれる」と、
利用されてしまう人でもあります。しかも、本人はだいたい気づいてない。

②の人は、尽くしてくれる人。

頼まれなくてもなんでもしちゃう。「私がやろっか?」「やっとこうか?」が口癖。しかも、イエスマンでもある。「よく動いてくれる」と評される。
でも、無意識に人の仕事まで奪ってしまっていませんか?
その人のやるべきことまで「やってしまう」人、多いです。

③の人が、私が思う、本当に優しい人。

その人に与えられた仕事がスムーズにできるようにサポートしたり、
ストレスが溜まらない程度にやっておいてくれたり、
いなくなって初めて、「あ、あの人がやってくれてたんだ」と気づく人。
こういう人は、断るべきものとそうじゃないものがちゃんとわかってるから、
抱え込まないし、自分という軸がちゃんとある。

「イエスマン」を観て、一番思ったことは、「軸があるかないか」でした。
この「イエスマン」講習の目的は、「イエス」ということに体を慣らすこと。

「イエスマン」は何でもかんでも「イエス」と言い続けてしまいました。
①の人も②の人も、相手に自分の存在意義を依存してしまっています。
本当に無意識に。本人は全然気づかないんです。

「イエス」と言うよりも、「ノー」と言うことの方が、ハードルが高いと思っています。だって、嫌われるリスクがあるし、ノリ悪いと言われるし。

私は、「自分の時間を食べてしまうかどうか」で決めています。

*愚痴・悪口の会
*自分には時間のかかりすぎること
*相手が楽するためにお願いしてきたこと
*自分のやりたいこととジャンルが違いすぎること

こういうものは断るようにしています。

人に自分の存在意義を見出すより、自分の人生をちゃんと生きる。
それができないなら、「断る」

今まで「NO」ばっかり言っていた人はちょっと挑戦する勇気を、
今まで「YES」ばっかりだった人はちょっと自分を守ることを、
少しずつ体に慣らして、自分の「軸」を大切に。

「イエスマン」観てない人はみよ〜〜〜〜〜〜〜!

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<今日の映画・ドラマ> 

画像1

「イエスマン “YES”は人生のパスワード」(Yes Man)
 *製作国・年:アメリカ・2009年
 *監督:ペイトン・リード
 *脚本:ニコラス・ストーラー、ジャレッド・ポール、アンドリュー・モーゲル
 *出演:ジム・キャリー、ズーイー・デシャネル、ブラッドリー・クーパー

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