「モンダイハ、ココダ!」を特定するスキルは、日常生活で磨く
先週は夫の誕生日。6月は誕生日と父の日の両方があるので、毎年プレゼントのチョイスに頭を悩ませる。12月28日が誕生日のお子様のいる方の気持ちが分かる。
「何が良い?」と聞いたら、「手元スピーカーがほしいなぁ。」と。
4月に中学に入学した娘に部屋を作った。が、家具で仕切っただけできちんとしたドアをつけていない。夫としては、夜中のテレビの音に気を使うとのこと。
先日新聞の折り込み広告で手元スピーカーを知った。私は耳が悪い実家の母に良いかと思っていたけれど、夫は自分用に考えていたとは。
でもなんだかジジくさい感じ(失礼!)。そしてご予算的に、残念ながら却下。
ふと部屋を見渡すと、ワイヤレススピーカーが使われずにホコリをかぶっていた。
と、スピーカーに電源を入れた。でもテレビを認識していない様子。そりゃそうだ。うちのテレビはBlueToothに対応しておらず、直接つなげることができない。
いろいろ調べると、テレビの音声をBlueToothで他の音響機器に飛ばすための「BlueToothトランスミッター」というものがあるようで。
これならスピーカーだけでなく、BlueToothイヤホンにも対応できる。これ、いいやん!と入手した。
スピーカーから音が出ない
誕生日に夫に渡し、早速つなげてみることに。テレビのイヤホンのところに差し込み、電源を入れてボタンを押すとBlueToothとして認識されるはず。が、スピーカーからは音が出ない。
おかしいなぁ。。。両方の電源入れたら繋がって音が出るはずなのに。。。
スピーカーが悪いのか。トランスミッターが悪いのか。テレビが悪いのか。
そこから夫と二人、スピーカーをBlueToothでスマホにつないだり、新しく買ったトランスミッターを他の音響機器につないだり、テレビの設定をいじってみたり。こんなにややこしいならあのジジくさい(失礼!)スピーカーにしておけば良かったか。
返品しようか。どうしようか。。
約1時間、あぁでもない、こうでもないを繰り返し、ついにテレビの音がスピーカーから出た。ちょっと感動。
娘に部屋から聞いてもらうと、テレビからの音よりスピーカーからの方がずっと静かで気にならないとのこと。夫も、これで心置きなく夜中に映画を観られると大満足。
かなり満足しているようなので、父の日のプレゼントもこれで兼ねることにした。
あれ?なんで?となったら
本来であれば
の簡単3ステップだったはず。
が、まずスピーカーがBlueToothにつながらなかった。
つぎに、トランスミッターとスピーカーがつながらない。
BlueToothは目に見えない。特にスピーカー、トランスミッターは何につながっているかが把握できないので、何が原因でつながらないのか、順序立てて考えていかないといけない。
私も夫も超文系人間だけれど、こういう作業は嫌いではなく、むしろ楽しんでできる方なので良かったけれど。
うちの母親などは多分無理だろう。「なんか、動けへん。」「なんやこれ、不良品か?」で終わらせてしまうかも。
年代、性別、文理の別を問わず、こういう「解決策を探る」スキルには差があると思う。私もあまりに混み入ったものはお手上げになる。
いろいろと試行錯誤し、やってみながら「問題はここだ!」と特定し、解決策を見出す。「問題解決スキル」を上げるための題材は日常に転がり落ちている。
問題解決に重要なのは「取り組む姿勢」
何か問題に直面したときに役に立つのは知識と経験、そして取り組む姿勢だと思う。
問題を嫌なものとして毛嫌いし避けて通るのか。パズルやゲームのように楽しむのか。
知らないことややったことないことも「解決したい!」と思えばそこから調べたり試したりできる。
なので、結局一番大事なのは「取り組む姿勢」かと。
仕事での問題解決も、日常の困りごとも、結局同じだと思う。
私自身は、困ったことがあっても解決したときの「やったー!」を楽しみに逃げずにやってみる人でありたい。
毎日の小さなことからそういう姿勢を持っていたい。
願わくば、そのマインドを生かして何か仕事をしたい。
どんな仕事も、つまるところ「問題解決」なのだから。
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