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英語・プログラミング、上達をはばむメンタル

先日、英語学習とプログラミングは似ている、ということを書きました。

そこからさらに考えたことをば。

「英語が話せない」のはなぜ?

日本では中学校で3年間、ほとんどの人は高校でさらに3年間英語を勉強します。なのに、「日本人は英語が話せない」とよく言われます。

日本人でも英語が話せる人もいるし、日本人以外でも英語を学んでも話せない人もいるので「日本人は」というのはいったん置いておきます。

そして、「話せる」と認定するレベルは「英語話者と最低限の意思疎通が取れるレベル」とします。最低限の意思疎通レベルであれば、日本の中学校3年間で学ぶ内容で十分なはず。そして義務教育としてそれを(日本人は)全員がやっているはず。

なのに、なぜ話せないのか。

色々な原因があると思いますが、私が思う最大の原因は「メンタル」かと。

メンタルの中でも特に、「恥」と「間違い(エラー)」を避ける心理、これこそが「話せない」原因なのでは、と私は考えています。

恥をかいても、やってみる

私は、英語で話せるようになるため、教育NPOの「トーストマスターズクラブ」に参加して練習しています。かれこれ20年以上になります。

20年もやっているとさすがに少しは話せるように見えるようで、新しく入った方などに「どうやって話せるようになったんですか?」と聞かれることがあります。

その時に返す答えのひとつがコレ:

「いや〜、誰よりも恥をかいてきましたからね〜」

ドヤるほどのことではない

そりゃぁ20年やってきたら、恥もかき尽くしました。

20数年前、留学先のニュージーランドの大学ではじめてゲスト参加したとき。聞かれた質問の意味が分からず、大勢の前で長時間立ち尽くしました。それ以外でも数えきれない恥をかいてきました。

脳天気な性格が功を奏したのか、恥をかいてもあまり気にせず楽しみながらやってきたので、いつの間にかそれなりに話せるようになりました。

活動の中でたくさんの人を見てきましたが、正直「上手いか下手か」よりも「恥をかくことを厭わないかどうか」の方が、重要かと。

恥をかいてもワハハと笑いとばせるメンタルがあれば、英語は話せるようになるのではと思います。

間違っても気にしない

恥をかくことを厭わない、というのと同じくらい大事なのが「間違っても気にしない」ということ。

もちろん勉強したり、準備したりするときは、間違えないようにすることが大事です。が、いくら準備しても間違えることもある。その時にどうするか。

プログラミングの時に絶対に遭遇する「エラー」が出た時に、それぞれの個性が出るな〜、と感じます

焦る人、そこでやめてしまう人、誰かに対処法を聞く人、自分で調べてなんとかしようとする人。

エラーをどう乗り越えるかで、次の段階に行けるかどうかが決まると思います。

ちなみに私はプログラミングはまだまだ初心者。人に聞くのも苦手なので、ここで挫けそうになることが多いです。意識的に「調べて分からなかったら聞く!」とか「ここでやめてしまわない!」と自分で自分に言い聞かせています。

(どうでもいいことですが、「エラー」の呼び方を「ヒント」とか「アドバイス」とかに変えたら、心理的に受け入れやすくなるのでは?と思うのは私だけでしょうか。苦笑)

心にこのメロディーを!

涙の数だけ強くなれるよ〜

ZARDの名曲より

皆さんこのメロディーはご存じかと。このメロディーにのせて、英語学習に関しては

恥の数だけ上手くなれるよ〜

プログラミング学習に関しては

エラーの数だけ理解できるよ〜

と歌ってみてはどうでしょうか。英語もプログラミングも、学習を続けることは簡単ではないかもしれません。挫折しそうな時、先が見えない時、口ずさんでみてください。

そして、私自身については、恥も間違えももろともせず、ワハハと笑い飛ばせる「オバハン」になった今、もう怖いものはないと思うのです。これからもたくさん間違えて恥をかいて笑いながら生きていこうと思います。

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