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【私の働き方実験】おかんDX

◆実験のタイトル

おかんDX

何者でもないオカンが「DX人材」になり得るのか?
身をもって検証してみる。

◆実験の目的と背景

デジタル競争力が低下する日本

日本はデジタル化が遅れている。国際経営開発研究所(IMD)の「世界デジタル競争力ランキング」によると、2021年日本のデジタル競争力は64カ国中28位。

その原因のひとつとしてデジタル人材の不足があげられる。上のランキングでも人材領域は47位。しかも年々下がりつつある。

出典:経済産業省「デジタル時代の人材政策に関する検討会

空振りする「女性活躍推進」

女性の社会進出の必要性が叫ばれるも、実際はなかなか進んでいないと感じている。

スキルを身に付けて社会で役に立ちたいと考えている人は多いはず。が、いったん会社を辞めてしまうと、学習機会も少ない。

オカン、DX人材になるってよ

人材不足のIT業界。「活躍」が期待される「女性」。この2つを掛け合わせて日本のデジタル競争力を上げることができないか?

とある日の私の妄想

IT業界に興味を持つ40代女性が、今までの経験とスキルに加えて最新の情報・社会的ニーズを知ることで「DX人材」として仕事ができるようになるのか。身をもって検証したい。

もし一緒にやりたい!という人がいればもちろん一緒にやってみたい。

すでにDX関連の仕事をしている人には「こんな人材が必要だ!」という具体的な人材像をお聞きしたい。

そして、こんなオカンが仕事を創り出せるとしたら、他の人にも広めたい。

◆活動の概要

6ヶ月のうち、前半で、AWSプラクティショナー、Microsoftの各種Fundamental資格(AZ-900など)、GCPアソシエイトなどの資格取得のための勉強を行いつつ、ランサーズの「システム開発・運用」の案件の詳細を検討。 できれば、発注側の担当者やIT企業関連の人に「オカンじゃ、ダメですか?」の対談の機会を得たい。
後半、自分でできる範囲でシステム構築にチャレンジ。チームでできれば嬉しい。 チームで開発したシステムを「ポートフォリオ」として案件取得ができるか、実験する。 エンジニアとしての案件獲得が無理な場合、資格取得の際の知識を活かして人材育成、講師などの仕事も可能かも。(ライティング、発信、なども良し。)

◆実験の測定方法

・資格取得(短期決戦。3ヶ月で最低1つ。)
・プロフィールに資格を記載。プロフィールの閲覧にどう影響があるのかを見る。 ・案件に応募。
・合計報酬額。(ここでめっちゃ稼げてたらスゴいことになりそう。(妄想))

◆スケジュール・進め方

1〜2ヶ月目:知識習得ステージ

・DXの定義など言語化。オカンにも分かるように説明できるようにする。→発信
・最近のIT関連のニュースなどに触れる。→ 発信
・クラウドサービス(AWS、Microsoft、Google)について知る。→資格取得
・ノーコードツールを使ってみる。

3〜4ヶ月目:マーケット熟知ステージ

・ランサーズで出品者側の探している人材、案件を理解する。
・ポートフォリオとなり得るシステムの開発。
・DX関連の仕事をしている人に「求める人材・スキル」を調査。

5~6ヶ月目:仕事創出ステージ

・ランサーズの案件に応募してみる。
・「パッケージ」での仕事の受注を目指す。(単に「Web作成」ではなく、クラウド運用、RPAで業務改善提案、などもセットでできるようになる、など。)
・ゆくゆくは複数の案件を並行して受注できるようになりたい。また、DXオカンの仲間を増やせるように情報発信などもしていきたい。

◆その他詳細

(参考:はたLABの応募フォームに書いた「実験の目的」)
DX推進が必要、一方でIT人材が不足している、と言われている。現役の正社員のリスキリングは企業がサポートしてくれるが、一旦正社員のレールから外れた(または就職氷河期でレールに乗ることすらできなかった)子育て一段落世代は、サポートもなく自学独習でスキルを身につける必要がある。
とはいえ、社会人経験もあり、最低限のITスキルもあり、これからもうひと花咲かせたい、という人も多いはず。私もそのひとり。ごく普通な「大阪のおかん(お母さん)」がITスキルを身につけ、DX推進人材となり得るのかを実験したい。
ノーコードのツール開発、クラウドサービスを勧めるエバンジェリスト、クラウド上でのテスト作業、など、「バリバリのエンジニア」でなくとも「ヘラヘラのオカン」ができる仕事もあるはず。また、IT系のスキル取得の敷居を下げることで、IT化、DX推進のポテンシャルがある潜在的人材も掘り起こせるはず。 最低限の知識の習得のためにAWSプラクティショナー、Microsoftの各種Fundamental資格(AZ-900など)、GCPアソシエイトなどの資格取得も1つの指針となり得る。資格を取れるレベルの知識でも未経験なら門前払いか。やる気が認められるのか。見てみたい。 また、ランサーズにある求人や案件の求められる人材を理解し、エントリーレベルの案件に応募するとどうなるかを実験。企業側も、業務の切り分けでエントリーレベルの雑務を外注化でき、かつ、本当にやる気のある人材を業務を通じて育てていけるメリットがあるはず。
「DX、IT、なんかよく分からんけどやってみたい。」と思っているおかんに、愛の手を。 おかんが出来たら、誰でもできる。実験が成功したら、DX推進、IT人材発掘の取り組みを、若手やシニアにも普及させたい。

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