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たった一つの記事を4ヶ月間、平日毎日更新して気づいたこと


すべてはここから始まりました。

2021年2月17日、「ロゴジェネレーター13選。アニメ/ドラマ風に退勤を主張したい」という記事を、自主運営メディアよりリリース。“平日毎日更新”と銘打ち、(有給休暇の日を除いて)一度も忘れず追記更新を続けました。


そして2021年6月25日、めでたく “100選” まで到達。区切りもいいので、いったん連続更新を終了することにしました。

たった一つの記事をここまで更新し続けたのは、ボクも初めてです。この4ヶ月間でいろいろと新しい知見を得られました。

この記事では、記事更新の過程で気づいたことをまとめていきます。


■気づいたこと1. 気持ちいいくらいに右肩上がり


最初のツイートで書いたとおり、この連続更新企画は「記事のリライト(書き直し、追記、更新)を繰り返すことで検索上位にのぼりやすくなる」というSEO界隈での噂を検証するために行われました。Googleが記事の更新回数を追跡してる、みたいな話題がチラッと出たことがあったんですよね。

とはいえ、そもそも噂はマユツバもので、「リライトの回数ではなく、記事の質を高めることが大事だ」というのが定説です。ボクもこれには完全同意です。


……ですが、実際にやってみないことにはわからない。

もちろん、単に日付変えて更新ボタンを押すだけ〜、みたいなリライトはしたくないので、「ロゴジェネレーターのまとめ記事」として毎日一つずつ、紹介するロゴジェネレーターを増やしていくことにしました。くわえて読者目線を考えて、見出し構造や表記スタイルの細かい変更も同時進行で行ないましたね。

狙うはKW「ロゴジェネレーター(月間検索数 9,900)」検索1位!
※この記事では「キーワード」を「KW」と略します


するとどうでしょうか。Google Search Console(※)で調べてみると、3月8日時点(26選)のタイミングでは以下のような結果でした。
※Google検索からのアクセス情報を追跡できるツール

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2月17日から更新スタートしましたが、この段階ではそこまで成果が出てませんね。クリック数もごくわずかです。ただ、合計表示回数(Google検索上での記事表示回数)はだんだん伸びてきていることがうかがえます。


しかし4月9日時点(50選)の計測で、事態は大きく動いていたことがわかります。

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圧 倒 的 成 長 !

ちなみに「ロゴジェネレーター」のKWで検索上位に掲載されていたライバル記事は、概ね30〜70選程度のロゴジェネレーターを紹介していました。なので50選の段階でこのくらいに成長することは想定内です。

なお、この頃から「ロゴジェネレーター」周りの複合ワード(ロングテールキーワード)で、ちらほらと検索上位を獲得しはじめます。


そして4月28日(63選)、ついに「ロゴジェネレーター」単ワードで検索1位を獲得しました。

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さすがに「ロゴジェネレーター」単ワードで1位を取ると、クリック数も跳ね上がりますね。単日だけでも130回くらい訪問されていることがわかります。

ここまで、気持ちいいくらいに右肩上がりです。やはりリライトを重ね、記事のコンテンツを充実させることで、検索上位を取りやすくなるのは間違いなさそうです。


■気づいたこと2. 検索1位獲得後も、アクセスが伸び続ける


……で、6月25日の最終結果(100選)がこちらです。

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これは自分にとっても意外だったのですが、検索1位を獲得した4月28日以降も、アクセスが伸び続けたんですよね。さすがに終盤の伸びは鈍化してますが、クリック数も単日300回くらいまで増えてます。初めて1位獲得したときの、約2倍です。


4月28日(63選)の段階では検索1位が安定していなかったというのもありますが、それ以上に「ロゴジェネレーター」周りの複合ワードで検索上位をガンガン獲得できたのが強かったです。

SEOにお詳しい方ならご存知かもしれませんが、たとえば「コワーキングスペース」というKWで検索1位を獲得しても、「コワーキングスペース 新宿」では1位を取れないのが普通です。「新宿」といジャンルでは、包括的に紹介した記事より、新宿に特化した詳細な記事のが求められるからです。

しかし、網羅性を高めまくり、圧倒的に強いコンテンツを作れるなら例外なようです。


テス

今回のロゴジェネレーターまとめ記事では、アニメ、漫画、ゲーム、映画、ドラマ、企業パロディなど各ジャンルで、いずれも他に負けない網羅性を目指しました。

結果として、特化記事にすらタメを張り、複合ワードでも検索上位を複数獲得できたのです。

正直、上位を取りきれてない複合ワードはまだまだあるので、伸ばそうと思えばこの記事はまだまだ伸ばせます。単ワードで検索1位をとってからがスタートです。


■気づいたこと3. Googleのクロール頻度が明らかに上がっている


すこし専門的な話になりますが、通常であれば記事を更新しても検索結果にすぐには反映されません。検索結果に反映されるまでには、以下のような過程を踏む必要があります。

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Googleのクローラー(ロボット)が世界中のウェブページを巡回

ウェブページをGoogle検索エンジン上にインデックス(掲載)

ユーザーが検索したKWにあわせて、Googleのアルゴリズムが最適な検索結果を表示

つまり、クローラーが「更新されたウェブページ」に巡回しにこない限り、検索結果には永遠に反映されません。トレンド系記事はクロールされやすい傾向がありますが、変化の少ないテーマの場合はクロールを後回しにされがちです。

なお、立ち上がったばかりのWebサイトに検索流入がない理由の一つがこれです。クローラーがまだ新規サイトを見つけていないのが原因なんですよね。


もちろん、時間が経てばクローラーは勝手に来てくれるのですが、Search Consoleを使ってインデックス登録をリクエストすることで、ちょっとだけ早く巡回に来てくれる、なんて話もあります。
(歴の長いウェブ担当者は、これを「Fetchする」なんて言ったりします。Webサイトを新規立ち上げされた方は、かならずFetchしておきましょう)

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なお今回、ボクはあえてFetchせずに更新を続けていました。「平日毎日更新することで、Google側が気を利かせて頻繁にクロールしにくるんじゃないか?」という仮説があったからです。

実際にSEO界隈では、「更新頻度の高いページ(サイト)には多く巡回しにくる」という噂があります。


結論を言うと、この仮説は正しかったです。

当初はリライトしてもなかなかクロールされず、検索結果に反映されるまでに5〜10日ほどかかっていました。
(なお、反映されたかどうかはGoogle検索上の記事タイトルを見て判断しています。今回はまとめ記事だから、まとめ数を見ればいつクローラーが来たかすぐに計算できるね!)

一方、リライトを重ねるにつれてクロール頻度は高まっていき、80選を超えたあたりからは2〜3日に1回のペースでクロールされてました。


なお、最終更新日の6月25日の22時ごろの検索結果画面がこちら。(記事更新は21時ごろ)

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さすがに更新して1時間ではクロールされてませんね。


しかし、翌朝6月26日の10時前。

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えっ、もうタイトルが更新されてる!!

100選到達時点では、1日たらずでクロールされたことになりますね。爆速。

「更新頻度の高いページには、クローラーが多く巡回しにくる」というのは、今回に関して言えばほぼ間違いなさそうです。


■再現性はあるけど、クソほど大変です。


今回は約4ヶ月間、一つの記事を平日毎日更新し続けてみましたが、方向性さえあってれば確実に伸びると考えます。

ただし、めちゃめちゃ大変です。ボクは1更新あたり20〜30分かけていたので、リライトだけでも累計36時間くらいかかってます。コスパわるすぎる!


まあ、そもそもお遊び企画ですからね。記事タイトルも「無料ロゴジェネレーター◯◯選。アニメ/映画/企業パロディロゴ作成で退勤を主張したい」と微妙にふざけてますし。あくまで退勤後のナイトルーティーンとして、リライトを続けてました。

余談ですが、各項目には元ネタの名言や理念をパロった「退勤フレーズ(?)」を挿入しています。

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とくにSEO的なメリットはないと思いますが、楽しかったので続けてました。このくらいネタを入れても、検索ユーザーのニーズさえしっかり抑えておけばちゃんと伸びますよ。
(※ボクの所属している会社は、残業のすくないホワイト企業です。この記事はあくまでパロディですので、所属企業に通報するのだけはマジでやめてね!!!)


……と、そんなところで今回の連続リライト企画は幕を閉じることにします。実はあと100日分くらいは余裕で追記できるのですが、力を残して現役を去るほうがカッコいいですよね?

まあ、そうですね。「ロゴジェネレーター」単ワードで、他の記事に検索1位をとられたら更新再開しましょうかね。

絶対に負けないんで、そこんところよろしくお願いします。


さて、ここからは「クレイジースタディ編集部記」購読者限定で、実際に獲得できたKWや順位の変遷、細かいアクセスデータをざっとご紹介します。
(Search Console、Google Analyticsの情報を参照)

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Workship MAGAZINE編集長。クレイジースタディ編集長。ストリートダンスとウィスキーが好き。カニはそうでもない。