#オールガイナーレ Round13(ガンバ大阪U-23戦)
ダイジェスト来たので。
まあ、その・・・。塚元のバースデーハットトリックはお見事だとしか言いようがないです。おめでとうございます。
けど・・・ね、3失点ともまあ、きれいにやられてるじゃないですか。絵に描いたような守備の崩壊ですよ。
誰が言ったのか知りませんがね、「前日のJ1に帯同してるメンバーもいるんだから、それらが出ないと戦力ダウンになるから」みたいなこと言っちゃう人がいて、そういうのは口にしない方が良いのにな、と思ってたんですがねえ・・・。
俺、天皇杯とかでも何度となく言ってるんですが、同じ土俵に上がってくる相手は、どういう状況であれナメてかかるべきではないんですよ。まして今回は同じカテゴリのリーグ戦ですよ。どうして見下せるのか、という。そんなこと、できるはずもないでしょうに。
恐らく、そんなムードはクラブの中からも出てるんじゃないかという気がするんですよ。応援する側だけの問題ではなくて。
そういう根拠のきわめて薄い楽観的な雰囲気が、チームのどこかしらにあったんじゃないかと。だから、前節からメンバーをいじらず(恐らくその理由は前節快勝したからなのだろうと思いますが)、その上で、やり方としても恐らくは単純な継続を指向したのだと思うんですよ。
しかし、最初、川﨑にもう文句のつけようがない見事なパスを通された段階で、こちらの目論見が一挙に崩壊してしまいましたね。市川はあっさりと交わされて万事休しましたし。川﨑は逆側にいた塚元に狙いを定めてパスを供給すれば良かった。この時点で川﨑を見るのは誰だったのか、とかそういう個の解れに起因するような問題ではないような気がします。
同様のことは、後半頭の川﨑から髙木を経た塚元へのつなぎにも見て取れるようです。川﨑や髙木を見るのは誰か、という以前の問題のように思えるのです。彼らに自由を与えちゃう時点で、鳥取の守り(を含めた全体的なゲームプラン)が無力化している、と見るべきなのでしょう。
個々の選手についてダメ出しをすること自体は簡単かもしれませんが、個々の問題というより、これは全般的な問題なのだと思った方が良いのかもしれません。某かの齟齬が試合中に起きている。それが、残念ながら失点の原因に直結してるんだと思います。
鳥取は逆にガンバと単純比較しても倍近いシュート数を放っていますが、これが1つしか実を結ばなかった。それだけの猛攻を浴びせても、1店しか取れないのです。
ガンバの若武者たちにあって、鳥取の選手たちになかったものは何か。この辺りをこの先1週間で洗い出して、次の試合に出せるようにしなければいけないと思うのですよ。
ヴィートルガブリエルが猛然と突っかかっていって、これは惜しくも相手GKの田尻に阻まれますが、弾いたボールを拾ったフェルナンジーニョが切り込んでマイナスのパスを三沢に送ったところ、三沢はこれを狙い澄まして叩き込んだわけです。
この流れはとても美しく機能的だったのに・・・。三沢はこのあとにももう一度いいところを蹴っていました。
が、直後にロングフィードに対応できなかったところを塚元にダメ押しハットトリックを決められた日にはもう・・・。
あれはやられた方がお見事には違いないのですが・・・。それにしても、あそこまできれいにやられると、何かしらの自分のようなど素人でも目に見えるような類の原因があったんじゃないかと思えてならんのです。
何度でも言いますが、これはたぶん個々の選手の問題ではないだろうと思っています。もはやそういう段階ではないのかもしれない。
今いる陣容で確実にできること、確実にできないことがあって、確実にできることが何となくできないままなのか、元々できないことを無理にでもやろうとしているのか。自分はサッカーの玄人ではないのでわかりませんが、ひょっとしたら、後者なのかなあ・・・と考えてみたり。
その辺りも含めて、髙木監督以下、ヘッドクォーターの皆さん方は、よくよく分析をして、対策を立てていただかないと、この先、更に苦しむことになるように思えてなりません。
もちろん、実践するのは他ならぬ選手たちなのですが、その下地を作り道筋をつけるのは首脳陣の皆さんであり、彼らの共同作業でガイナーレ鳥取のサッカーができるのだと改めて考えてもらいたく思います。我々応援するサイドにいる者は、首脳陣や選手たちがそういうことをやりやすい環境をクラブのフロントと協力した上で作ってあげること・・・が必須かなあ、という気がしています。
まあ、ほら、「オールガイナーレ」の旗印を掲げながらここまで来てるんですよ。この先もその旗印が偽りにならないようにしたいものですね。
基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。