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私の人生の選択と価値観に影響を与えた本たち#1

Facebookで流行っているブックカバーチャレンジ。皆さんご存知でしょうか。
ついに、友人より回していただきましてチャレンジすることになりました。

※ブックカバーチャレンジとは、読書文化の普及に貢献するためのチャレンジであり、①好きな本を1日1冊選び、表紙画像をアップ(本についての説明不要)②Facebookへ7日間アップを続けるが、その際毎日1人のFB友達を招待するというもの

元々の趣旨目的から企画を考えた時、普段読み漁っている専門書をアップしても多分一部のコアな皆さんしか反応しなさそうなのと、「面倒だなー、7日間できるかなー」とも思っていたんですが、自分なりに楽しくできるようにコンセプトを立て「これまでの人生の選択や価値観に影響を与えた一冊」を7冊紹介することにします。

キャリア的観点から生き方、働き方、思考や行動を、この時期だからこそ見つめ直したいという方は興味あれば触れてみてください。

バトンは渡しません。本企画を同じようなコンセプトでやってみたいという方は勝手に持って行ってください。巻き込むようなチェーンメールみたいで嫌なので、楽しんでやりたい人だけでやりましょ。

さて。最初となる1冊目は『小山薫堂 幸せの仕事術 つまらない日常を特別な記念日に変える発想法 』(小山薫堂)です。

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映画「おくりびと」の脚本、くまモンの生みの親としても有名な脚本家の小山薫堂さんの仕事術に関する本。

読んだのは20代半ばの頃。東北芸術工科大学の担当をしていた当時、オープンキャンパスに参加し企画構想学科のコンセプトと学びに共感し、学科長を務められ設置にも関わった小山薫堂さんの考えや仕事ぶりに興味を持ち読んだのを覚えています。

本書は薫堂さんが今の仕事に至るまでの経験であったり、これまで手掛けられてきた企画の意図やそこに込めたものを紹介されていますが、僕が影響を受けたのは仕事ぶりはもちろん、企画というもの自体に対する捉え方と仕事へのまなざし。

”企画とは人を喜ばすサプライズだ”
”その仕事は新しいか・その仕事は楽しめるか・その仕事は誰かを幸せにできるか。この3つの視点を意識し自らに問いかけている”

単にイベントすればいいとか、人が集まりさえすればと考えていた当時、この本質的な言葉が深く刺さりました。

ああ、自分はなんて浅はかだったんだろう、まったくもって企画していないじゃないか、と。

薫堂さんのこの考え方はプランナーとしての仕事のスタンスの基にもなっていますし、起業を考えて自らの仕事のコンセプトを考えた際に、小山薫堂のような世界観を持ちながら山崎亮さんのような地域やコミュニティを手掛ける仕事をしてみたいなぁと思って生み出したのが「ひとのつながりと可能性をデザインする企画会社」でした。

個人事務所だけど、いつかお二人が活躍するフィールドで仕事をしてみたいという願いからIdea partnersを立ち上げて5年、有難いことにそんなお仕事を少しばかり手掛けさせてもらっています。

あれから自分も周囲の環境も大きく変わりましたが、初心を思い出させてくれる自分史に残る一冊です。

皆さんにはそんな初心に戻れる一冊、ありますか。

小山薫堂さんは知らなくても、その仕事に対する考え方や価値観は刺激になるはず。今のご自分の仕事の意義目的、やりがいをイマイチ感じられていないビジネスパーソンにオススメです。

読みやすい本なので、読書が不得手の方もトライしてみたくださいね。

#ブックカバーチャレンジ

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数多あるnoteのなか、お読みいただきありがとうございました。いただいたご支援を糧に、皆さんの生き方や働き方を見直すヒントになるような記事を書いていきたいと思います。