見出し画像

自己紹介:2022.06

自己紹介記事をご覧いただきありがとうございます。

付き合いが短い方だと「この人は何者で何をやっている人?」と思われてもおかしくないくらい多岐に渡った仕事をしていますので、自己紹介をまとめさせていただきました。

少しでも私の活動に興味を持って下さった方、一緒に仕事してみたいと思って下さった方、気になる見出しだけでも結構ですのでご覧ください。

1.プロフィール

改めてまして、山本一輝(かずき)といいます。

親からは「どんなことでもいいから、一つのことで輝けますように」といった意味合いから名付けてもらいました。

幼少期、特に10代はそれなりに苦労をしてきまして、名前負けしている人生だなと感じることも多く若干コンプレックスでしたが、30代となってからようやく名に恥じな生き方を体現できているように思います。

出身は新潟県新潟市。家の裏は田んぼ、冬は30~40㎝は積雪する田舎の豊かさと共存する地方都市で育ちました。

高校卒業後に県外の大学へ進学し発達心理学を専攻しました。教職課程も取り高校教員免許も持っています。卒論では学校不適応とレジリエンスに関する研究しました。

2010年のリーマンショックの年に大学を卒業し、先輩は内定取り消しに遭うような環境のなか飲食店アルバイトの経験を評価され、大手外食チェーン企業に入社します。

東京の会社で関東で働くものと思っていたら、研修地はまさかの青森県弘前市!
津軽弁のお客様との接客に苦労したのもいい思い出です。その後正式に仙台市の店舗に配属となりました。

まだ働き方改革なんて言葉のない時代…お察しの通り、新卒正社員は戦場に送り込まれた兵隊の如くべらぼうに働きました

月6日程度の休みは一応ありましたが、シフト外の出勤やタイムカード切った後の業務、休憩なしで10時間勤務、終電間際で帰宅し翌ランチ営業に合わせ出勤が定形でした。

そして忙殺されかけていた社会人2年目の3月11日、東日本大震災に勤務中に被災します。

私自身は幸いにも無事でしたが、身近な方や同僚の家族が亡くなってしまい、その死をきっかけにキャリアの方向性を見直します。

「人はいつ死ぬか分からない。自分の命の時間の使い道はこれで良いのか?」
「明日生きれなくなった方々の分まで生きるとしたら、自分がやっていることは後悔しないか?」

そんな問いが浮かんできたことを機に、転職活動に臨み株式会社リクルートへ入社を決めます。

東北支社の学び領域に配属となり、後に分社化しリクルートマーケティングパートナーズでスタディサプリ(当時はリクナビ進学)の営業となります。

当時は1人1県のクライアントを担当するやり方で、私は宮城県の一部と山形県全域を担当。今思えばこの偶然が今の自分のキャリアに大きく影響を与えます。

営業として数字を追う傍ら、当時関わった大学の新学科設立案件をきっかけに地方創生とコミュニティデザインに興味を持つようになりました。


時代背景的にも、震災をきっかけに人と人の絆の大切さ、経済発展を重視した政策やまちづくりの限界、資本主義へのカウンターカルチャーの興隆の影響もあったと思います。

自身が学科設置に関わった大学で教育と地域の協働の可能性を考える「SCHシンポジウム」が行われ、その参加から全国の実践者の皆さんとご縁をいただきました。

このご縁から、東北沿岸部で若者支援や被災した中高生のキャリア教育に関する活動に関わるようになり、リクルートで営業の仕事をしながらパラレルキャリア(複業)で各地の取り組みに積極的に参加しました。

先述のシンポジウムで出会った方々を尋ね、会社の仲間を誘って先進地の取り組みを視察するトリップなんかも企画しました。

和気町の閑谷学校を見学(2015)

そんなこんなで社会人としても、一人の人間としても非常に濃密な経験を積むことができた4年半。29歳に一念発起しリクルート卒業を決め、新潟へUターン&独立創業を決意します。

振り返ってみると、お世辞にも他のリクルートOBの皆さんのように社内表彰されるような業績で記録に残る営業マンではなかったですが、社外にある社会課題の現場に足を運んだことで磨かれたスタンス、会社員×パラレルキャリアでいち早くキャリア自律を実現し独立した姿は多少なりとも記憶に残った奴だったのではないかと自負しています。

卒業時にいただいたお客様からの感謝状

そして2016年にIdea partnersを創業、2021年には新たなチャレンジに向けてInquiry合同会社を設立。お陰様で個人事業は7年目、法人も2期目に入りました。

独立後は実務経験を積みながら改めて心理学、組織論、キャリア理論、発達理論などの人の成長発達に関する学問領域を学びました。

国家資格キャリアコンサルタント、CDA(キャリアディベロップメントアドバイザー)、国際コーチング連盟認定コーチ、フリーランス協会認定フリーランス&パラレルキャリア支援アドバイザーなどいくつかの資格も取得。

プライベートでは、趣味は料理、旅行、読書、写真、アニメ鑑賞。

家族は妻ともうすぐ1歳半になる長男がいます。言葉を覚え始めた息子がとっても可愛いくてSNSで時々自慢しています。


※以下はさらに詳細な半生を綴った記事です。長いのでご興味ある方のみどうぞ


2.仕事をする上で大事にしていること。

これまでの道のりから、やはり働く目的・動機を大事にしたいと考えます。
同時に誰と仕事をするのか・どんな仕事をするかにも、可能な限りこだわりたいと思っています。

大事にしたいのは人や社会の変化に携わるということ、そしてご一緒する仕事を互いに成長できる機会とすることです。

人は問題を生み出す原因にもなれば、新たな価値をもたらす最大の資源にもなります。それらはすべて捉え方次第です。

変化成長を生み出すには何が必要でしょうか。

それは、やったことがないことや難しい課題へのチャレンジ、正解のない問題のなかで納得解を導き出すこと、葛藤や混沌を回避せず直面し向き合うような経験です。

老若男女、誰であろうと新たなことを学び、これまで出来なかったことができるようになるといった人の営みに美しさを覚えます。また人間の成長発達プロセスそのものにも深い興味があります。

こうした成長発達は時に大きな変容が伴うことがあります。

人は本来変わることを恐れる生き物であり、頭では変わらねばと分かっていても容易ではありません。そうした理性と本能の狭間に寄り添い、これまでの知見を手掛かりに支援をしていきたいと思っています。

ビジョンや意志が明確な仕事。新規性が高いソーシャルインパクトのある仕事。未知なる世界へのチャレンジとなる仕事は積極的にお引き受けしています。

特に誰もやろうとしていない、何から取り組んだらいいか分からない正解のないような問題…だけどその解が導かれた際に大きな成果が得られるような仕事は燃えます。一見すると無理ゲーのような仕事の方が不思議とモチベーションが湧いてきます。

逆に誰がやっても結果が変わらないような仕事、当事者意識の薄い方との仕事、変化を拒む覚悟のない方との仕事は、ご遠慮させてもらう場合があります。

面倒くさい奴と思われるかもしれませんが、常に本質的な存在でありたいのと、哲学を持った仕事こそがプロフェッショナルであると考えています。

続いて、いま取り組んでいるお仕事についてご紹介します。

3.越境・協働コーディネーター

長らく自身が関与する価値の本質を考えてきましたが、最近その一つを集約できました。

それが異なる立場や所属の方々が交わり、協働(コラボレーション)を通して新たな価値を生みだす取り組みのコーディネーションです。

単なる調整役ではなく、企画段階から関与し、目的目標の達成に向けて実行段階に至るまでプロジェクト全体の伴走を行います。
メンバー個々へのサポート、プロジェクトマネジメントなども得意です。

年平均120本、通算600本以上のファシリテーター経験から関係性深化のプロセス設計、ミーティング運営の方法、躓きやすいポイントや進めるためのコツ等の実践知もあります。

これまで産学官民様々な立場の皆さんが繋がり、win-winになるような企画に数多く携わってきました。

いくつか実績をご紹介します。詳細はリンク先をご覧ください。

①燕三条工場の祭典×地域の人材育成プロジェクト:燕三条ローカリストカレッジ

終了後のローカリストたちは講座中の経験を活かして新たにライターデビューした方、地域おこし協力隊として移住した方、転職して燕三条の企業に入社した方など地域産業の未来をつくる存在となってくれました。

②地域の内と外を繋ぎ、新たな賑わいを生み出すエリアリノベーション:松浜Rプロジェクト

プロジェクト発足メンバーとしてコミュニティデザインやワークショップ設計に関わりました。
成果として、松浜商店街の裏手にある「かみの井」という日用品店の倉庫をリノベーションし、Cross Harborというシェアキッチン併設の交流拠点が実現しました。川を見渡す素敵なロケーションのスポットです。

この拠点では近隣の大学生たちがこども食堂を開いてくれたり、新潟市のトビラプロジェクトの受け入れ先となったりしています。

③公務員×民間で地域課題を解決するソーシャルプロジェクトを3日で生み出すアイデアソン:OMO(オーエムオー)

公務員の皆さんが主役でしたが、真の官民協働を経験してもらうべく、途中から民間プレイヤーや学生も交わるようにし、本気のプロジェクトをプレゼンしてもらいました。

OMO参加者は多方面で活躍されている方も多く、ここでの出会いがその後の仕事や新たなプロジェクトに繋がったという話も聞きます。

新潟・新発田での3回の開催に加え、県外進出を果たし宮城県富谷市でも開催しました。

④五泉ニットの魅力を多くの方と共に伝える産業観光イベント:GOSEN KNIT FES

五泉ニット協同工業組合の皆さんが実施してきたGOSEN KNIT FESの企画・コーディネートを担当してきました。

企画のなかで特に力を入れてきたのは未来のファンづくりです。

産業の持続可能性のためには何が必要なのかを考えた際に行き着いたのが、五泉ニットに価値を感じ欲しいと思ってもらえる買い手と、五泉ニットの企業で働いてみたいという作り手(売り手) の育成でした。

ニットフェスアンバサダーの皆さん(2021)

地元高校の生徒との協働でノベルティ開発、VR工場見学などを実現させてきた高校生プロジェクト。有志で集まった社会人や学生が一緒にフェスを盛り上げる企画を考え実践するニットフェスアンバサダーを通して関係人口が生まれ、フェス終了後も様々な波及効果が生まれています。

4.人事コンサルタント

全国の中小企業の多くは人手不足で、仮に採用できてもすぐ辞めてしまうといった早期離離職が問題になっています。

講演会で企業の皆さんと接して分かったのが、地域の中小企業のほとんどが人事担当者を配置していない(人事の専門性を持った方がいない)ということです。

さらには、人事の知見が不足していることで、情報が得られてもそもそも自社にどんな問題があるのかが適切に診断できず具体的行動に移すのが困難なこと。
いざ改善に取り組もうとも、日々の業務に時間を取られ社内の変革に充分なマンパワーが割けない方々が大半を占めていました。

これまで単発で研修や社内の関係性を改善するワークショップ、複数社合同での社員研修などを行ってきましたが、本気で変わろうと思っている皆さんのお力になるべく、新たな伴走型サポートをスタートしました。

現在は人事不在の中小企業専門の社外CHRO(チーフ・ヒューマンリソース/ヒューマンリレーション・オフィサー)として経営参画し、経営者のパートナーとして人事に関する問題解決にあたっています。

支援先は飲食サービス、医療、建設土木、不動産、教育支援、製造業、まちづくりいった分野の企業の皆さまで、10人未満のところから50名を超えるところまで規模も様々です。

私にとって人事支援も目的ではなく手段です。
支援を通して実現したいこと…それは「時代に合わせた社内文化の創造」です。

よい文化は人を育てます。よい人が新たな文化を創ります。

創業の長い企業も、いい時期には沢山の方が入社したはずです。その先人の方々の活躍が文化となり、やがて会社らしさ、イズム、DNAとなっていったのではないでしょうか。

しかし、時代は移り変わり、企業を取り巻く環境が急速に変化したことで、こうした文化の耐用年数も過ぎてしまい、様々な問題を生み出しているケースが散見されます。

支援によって時代に合わせた持続可能な文化を形成できるよう、人事に関する問題はオールマイティに対応しています。
特に得意なのは人材育成と組織開発です。

関わり方は月1回程度のアドバイザーやディスカッションパートナーから、社内に入り経営幹部の意識で業務に携わり、状況によってはプロジェクトを生成しがっつり中初期に渡ってコミットするケースもあります。

また、支援できる会社数・課題にも限界があるため、こうした現状を構造的に解決すべく、2022年4月より賛同いただいた全国の団体の皆さんと地域人事部アライアンスネットワークを設立いたしました。

地域企業の皆さんが知っておきたい人事に関する情報の発信、勉強会やイベントを毎月行っています。

こちらは初回60分無料相談も行っています。
いま無料相談を受けて下さった方には、ご希望でしたら社内文化をチェックする会議診断も無料実施しています。ご興味ありましたらぜひご連絡ください。

5.発達支援コーチ

ICC国際コーチング連盟認定コーチの資格取得と同時に、トレーナーであり国内の成人発達理論をベースとしたコーチングの先駆者でもある立石慎也さんの下で成人発達理論の実践を学びました。

その後も成人発達理論マスターコースやインテグラル理論を学び、心理学、キャリア理論、組織理論、リーダシップ論など周辺領域に広げ人間の成長発達に関する知見を取り入れたセッションをしています。

発達支援コーチングと銘を打っていますが、キャリアカウンセリング的なアプローチをすることもありますし、ビジネスの成果を上げるパフォーマンスコーチングを行うこともあります。最近はグループコーチングのリクエストも増えてきました。

カウンセリングもコーチング…どちらも学んできましたが、表面的な手法の型に囚われず、相談者の方のニーズを伺いながら期待する成果に向けてこれまでの知見と実践知を統合し多面的な支援をしています。

1回で終了する場合もありますが、月1回半年程度のサポートをさせていただくケースが多いです。オンラインで行いますので全国対応いたします。

「コーチング希望の方はどなたでもどうぞ!」と言いたいところですが、コーチングを行える方は限られています。状況によってはお断りをしたり他の方を紹介する場合もあります。まずはお気軽にご相談ください。

6.その他こんなことも

以下のようなこともご要望あれば対応しています。

①プランニング

ご相談いただいたテーマ、課題をもとにユニークな企画を考え形にします。

イノベーションは新結合と呼ばれたりしますが、これは異なるもの同士を組み合わせ、新たな価値を生み出すことです。

越境・協働コーディネーターで培われた発想力を活かしてアイデアを提案し、それをいかに実現するかまで組み立てます。
(ストレングスファインダーでは戦略性、着想が上位です)

過去の事例でいえば人をモチーフにした摩訶不思議なプリンの企画を考えクラウドファンディングで36万を集めたり、畑からレタスを収穫し歩きながら食べる謎のウォーキングイベントも形にしました。半分遊びのような企画でしたが楽しかったです。

②デザイン

デザイナーに依頼するほどではないけど、ちょっとビジュアルをいいものにしたい。予算はないけど、見た目も少しこだわりたい、そんな場合にはデザインワークもお引き受けしています。
illustratorを使ったロゴ、チラシ、名刺、ポスター、リーフレット、PowerPointのデザインなんかも不定期にやっています。

ご依頼いただくのは嬉しいですが、デザインの良し悪しが重要なお仕事の場合は、専業デザイナーの方への発注をオススメしています。

③オンライン配信

コロナによってハイブリッドでのワークショップや研修を経験することが増えたことで、自分だけでなくクライアントの配信のサポートもするようになりました。

ホストによるイベント運営とオンラインファシリテーターはもちろん、リアル開催のイベントやミーティングをオンライン配信し、リモート参加者のフォローなども行います。

コロナで大規模な集まりが制限された際、友人の会社が受託した国の事業のオンラインカンファレンスのサポートに入り、参加者500名超のハイブリッド開催を大きなトラブルなく回すなど、それなりの修羅場は超えてきました(笑)

7.仕事を通してめざすもの

少しは私のことが伝わったなら有り難いですが、いかがでしょうか。
すべて理解できずとも、大事にしているものを汲み取ってもらえたら嬉しいです。

今まで紹介してきた協働コーディネーター、人事コンサルタント、発達支援コーチも私のこれまでの経験と興味関心を体現したあり方の一つに過ぎません。

仕事とは、自分の人生で求める価値を表現するための手段であり、それによって社会参画し、自らの生に意味をもたらす行為であると考えます。もちろん誰もがそう感じられるとも思っていませんが。

人や社会の変化成長に関わり、自らの経験を次世代に伝え、私では成し得なかったことを実現する人を育てていくことがいま私が求める価値であり、死を迎えたときそう実感が出来たら意味のある生であったなと思えるのではないかと考え生きています。

ネイティブ・アメリカンの教えに「7世代先を考えよ」というものがあります。

7世代先は、自分が生きている現在から500年ほど先の未来です。
今目の前にある美しい環境を、未来に生きる自分たちの子孫のために残しなさいという教えだそうです。

ネイティブ・アメリカンはどんな些細な事でも、子孫の生きる世界のことを考えて行動してきたと言われています。すごく考えさせられますね。

この教えを踏まえたときに、現代を生きる大人はどうでしょうか。

私も含め、多くの日本人はお世辞にも未来世代のことを考えて日々暮らしているとはいえないように思います。

ニュースやSNSを見ていると、子孫にとても語れないような恥ずべき行為(そこに悪意がなくとも)を平気でしている方も見かけます。

そこまで崇高な理想は持っていませんが、この教えから感ずるものがあったのは事実です。

息子が将来大きくなった時、「学校は素敵なところだよ」「仕事は楽しいよ」「君に薦めたい良い会社があるよ」と言えるようになりたいと思っています。

お仕事で関わらせていただいた方と今より少しでもよい社会を創り、そうした仕事に取り組む背中を息子たちに見せられたらいいなと。

お金を稼ぐことは大切です。綺麗ごとだけで解決できないことがあるのも理解しています。ですが、こうした理念を持った生き方を示していくことが、未来世代への貢献にもなるのではないでしょうか。

”人を起点に社会を変えるチェンジ・エージェント”

そんな存在となれるよう、これからもブレずに仕事をしていきたいと思います。これを読んで共感してくださった方とも、何かご一緒できる機会がありましたら幸いです。

8.お仕事のご相談について

お読みいただきありがとうございました。もし何かお役に立てそうなことがありましたらお気軽に相談ください。

HPのお問い合わせフォーム、またはSNSのメッセンジャー、DMからお願いいたします。

Facebookアカウント

Twitterアカウント


この記事が参加している募集

#自己紹介

230,057件

数多あるnoteのなか、お読みいただきありがとうございました。いただいたご支援を糧に、皆さんの生き方や働き方を見直すヒントになるような記事を書いていきたいと思います。