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問題解決あるあるコラム#8:「信頼って何?」

こんにちは。いちおか@問題解決サポーターKAIOS代表です。

問題解決あるあるコラム第8回のテーマは、「信頼って何?」です。ここに来て重めのテーマになってきました。「信頼」、英語で言うと「Trust」ですね。「あなたを信頼しています」…とっても嘘くさい響きですね(笑)。ビジネスの場では信用や信頼は必要不可欠です。むしろ、ビジネスはこの言葉の上に成り立っていると言っても過言ではないと思います。人から信頼を得ようと思ったら、みなさんはどうしますか?「私を信頼してください」と伝えますか?「信頼」は不思議な言葉で、「自分を信頼してくれ」と口に出した瞬間それ自身の効力を失います。「ありがとう」とか「ごめんなさい」とは対極の言葉なのですね。


「信頼」を得る為に必要なこと

人から信頼を得るには、行動で示すしかありません。口先だけでは信頼は絶対に得られません。だからと言って、ただ行動だけしていればいい訳でもありません。言動が一致しなければなりませんし、一度起こした行動をやり続ける事が必要です。そして、残念ながらその行動はやめた瞬間に信頼を失ってしまいます。なかなか大変な労力ですね。では、その大変な「行動」とはいったい何をすれば良いのでしょう?答えはひとつではありませんが、少なくともこれまでのこのコラムで取り上げてきた、「説明責任:#2」を果たし、「出来てます報告:#3」で逃げようとせず、仕事を「無計画な気まま旅:#4」で行わず、「結果オーライ:#5」を正当化せず、「キャリーオーバー:#6」と言ってリスクを過小評価せず、「問題ありません:#7」でその場をやり過ごさない、事が必要ですね。

求めれば求める程、人はPDCAから離れていく

これまでのコラムでテーマは毎回変わりましたが、結局言っていることは「PDCAを回しましょう」ということです。そして、PDCAを確実に運用する事が、「人から信頼を得る手段になる」ということですね。世の中至る所でPDCA・PDCAと言われ、わかっちゃいるけど気がつけば「真逆のPDCAが回っている」という事を第五回のコラムでも紹介しました。そして毎度毎度登場して恐縮ですが、みなさんが大嫌いなISOやIATFの要求事項は、PDCAで構成されています。しかし、人はやれと言われるとやりたくなくなるという性質を持っているので、誠に残念ながらISOやIATFがPDCAを求めれば求める程、人々はその逆の行動を取り、見事に真逆のPDCAプロセスを構築し、実行している訳です。

リスク回避能力の使い道

でも、前回もお話ししましたが、人間は元々リスク察知能力を持っています。そして、その察知したリスクを避ける習性も持っています。その習性を今は、ISOやIATFという「すんげー面倒くさい仮想敵」から逃げる事に使ってしまっています。なので、この習性を本来やりたい「製品開発のリスク検出とリスク低減」に使える様にすれば、元々持っている能力を発揮するだけですので、「面倒くさい」と思う事なく、自分たちがやりたい「物事を前に進める」という目的も達成しつつ、「想定外」のリスクを「想定内」に取り込み、「イシューの発生を防止する」という活動につなげていく事ができます。

まとめ

そうした活動が実践されている組織は、外部からも信頼され、次の新しい機会にも恵まれます。そして、そういう組織は、わざわざ自己過大評価をしなくても、周りから評価され自己実現も自己成長も感じられる、働き甲斐のある職場になります。そんな夢の様な職場を作り出すお手伝いをし、一緒に実現していく事が我々KAIOSの目標です。もし今、みなさんが何か現場でお困りの事があれば、どんなことでも結構ですので是非お声がけください。一緒に最適解を見つけて行きましょう!

今回のコラムで今年の「問題解決あるあるコラム」は終了です。また年始からも、様々な視点からのコラムを順次更新して行きたいと思いますので、引き続き楽しみにして頂ければと思います。

それでは、今回も最後までお読み頂きありがとうございました!また次回もお楽しみに!


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