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飲酒と中二病

「いくら飲んでも変わらないですね」
「お酒、強いですね」
「たくさん飲めて良いですね」

以前私がお酒を飲んでいた頃、言われる事がありました。
当時は褒め言葉だと思っていましたし、おっしゃっている方は実際にそのつもりだったのでしょうけど、今はそうは思いません。
飲酒を止めたから、気付けました。

お酒を飲める人が偉い、飲めない人はなんとなく弱いとか情けないというような言われ方をします。
「え?飲めないの?」
「見た目は強そうなのに」
そして肩身の狭い思いをしてしまったりもします。

ところで、目も当てられないのは、たくさん飲んだ自慢です。
「いやー、昨日は朝まで飲んじゃってさー」
「ピッチャーで何回おかわりしたか覚えてなくて!」
こんな事を、さも自慢げに話してしまいます。
なんだったら途中から記憶が無かったり、変な所で寝てしまったり、二日酔いで次の日辛かったり、ということまで嬉しそうにドヤ顔で武勇伝として語ってしまったり。

今の日本社会での飲酒の位置付けは、上記のようなものを暖かく受け入れるような風潮です。
そのため、私のように飲酒をしない人からみたら中二病のように思えるのですが、まだまだその考え方は理解されないのでしょうね。
ヒロポンや喫煙のように、将来飲まない人が増えて行くのだと、私は予想しています。

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