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喉が乾いたら・・・、水だろ!!

小さい頃読んだ本に書いてありました。
砂漠で遭難した時に、どれだけ喉が渇いてもポケットにあるウイスキーを飲んではいけない、と。
その理由は、お酒にはオシッコを作る作用(利尿作用)があり、一時的に喉の渇きが癒えても、差し引きすると脱水してしまうからです。

「いやー、今日もめいっぱい働いたー!」
喉がカラカラだからビールを飲もう!
なんて事を言って、飲み始めます。
「くーっ!五臓六腑に染み渡るー!」
よく冷えた飲み物が食道や胃の粘膜を刺激して、毛細血管が収縮する感覚を覚えます。
この喉ごしがたまらないよね!なんて言ったりして。
しばらくすると利尿作用が働き、オシッコをしに行きます。
「飲んだら出す!いっぱい出て気持ちが良いね!」
体は脱水するので、また喉が渇きます。
そして、さらにビールを飲みます。
「夏は喉が渇いて、いくらでも飲めちゃう!」
飲む。
利尿。
脱水。
トイレ。
飲む。
…。

この人をバカだと思いますか?
いいえ、この人はお酒によって、バカな事をさせられているだけです。

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