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№5734:お客さんに怪我をさせないことがトレーナーの最大の責任

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、国民生活センターが「パーソナルトレーニングでの負傷に関する相談が2017年度からの約5年間に全国で105件寄せられた」と明らかにし、消費者安全調査委員会(消費者事故調)がパーソナルトレーニングの実態調査を始めると明らかにしました。

個々の事例は問題ですが、約5年間で105件というのが調査対象になるほどの数とは思えないのですが、それは置いておきます。

私に言わしてもらえば、会費だけ徴収してメンバーの大半を放置している総合型フィットネスクラブの方がよほど調査対象だと思いますが、いかがでしょうか。

本ニュースは別としてもトレーナーやインストラクターの最大の責任は「お客さんに怪我をさせないこと」だと私は思っています。

そもそも、怪我のない身体づくりに来ているのに、怪我をさせましたでは話になりません。

怪我をさせる最大の要因は「やり過ぎ(やらせ過ぎ)」です。

一般の方々に対して、ベンチプレスなど必要ありません。

デッドリフトなんかはさらに必要ありません。

スクワットなら自重で十分です。

「RM」のトレーニングも必要ありません。

同じくオールアウトも必要ありません。

地面反力を使った怪我を誘発する可能性が高い動きなど、言語道断でしょう。

もっと言えば、膝に障害が出るようなマラソン的な運動も必要ありません。

実際、私は上記のようなことをほとんどやっていません。

正確にはベンチプレスはやっています。

が、仮に60kgで「10RM」できるとしたら、55kgで「12R」くらいでやめています。

「あと1回」とかを頑張るのが苦痛だし、面倒くさいからです。

スクワットもバーベルはかついでいますが50~60kgくらいでスイスイ10~12回しかやりません。

おそらく30回とか40回はできると思いますが、キツくてやってられません。

ランニングもこの10年くらいしたことがありません。

もっぱらワンコとの散歩のみです。

で、日常生活で困るかといったら何一つまったく困りません。

何故なら日常生活よりは負荷をかけているからです。

所詮、トレーニングなんていうのは日常生活で困らない体力等をつけるレベルでやればいいのですよ。

微弱でいいから続けることが重要。

仮に本人が「もっとやりたい」と言っても「必要ない」と言い切るのがトレーナー等の仕事です。

それでもやるなら自己責任です。

念のため言っておくと、上記のような運動を否定しているのではありません。

「怪我をさせてはいけない」と言っているのです。

こう言うと「正しい動作でやれば怪我などしない」と反論されますが、そもそもその負荷とか動き自体が必要ないでしょうという話です。

もちろん、私と同じにする必要はまったくありませんが、とにかく余計なことをやり過ぎ、やらせ過ぎ。

フィットネスクラブにある機器等はほとんどが不要なものだと思います。

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