新型コロナウイルスより怖い「ホメオスタシス」
こんにちは。遠藤です。4861回目のブログです。
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2020年も早いものであと2日ということで。
言うまでもなく新型コロナに振り回された一年でした。
「大変」とは「大きな変化のことである」といわれますが、2020年はまさに「大きな変化」が求められた年でした。
私は「第二次世界大戦並の出来事」と言っていますが、「おまえは戦争を経験していないだろ!」という指摘は置いておいてもらって、とにかくそのくらい「前後の変化」が大きくなるということです。
私のまわりを見ていると個人の行動パターンは以下の3つに分けられます。
①新型コロナ前後で別人になった。
②新型コロナ前後で同じことをやっている。
③新型コロナ前後で守りに入った。
これだと主観が入るので客観基準に変えます。
①新型コロナ前後で別人になった→自己投資額を3~5倍くらいにした。
②新型コロナ前後で同じことをやっている→自己投資額を変えなかった。
③新型コロナ前後で守りに入った→生活防衛のために自己投資額を減らした。
「withコロナの時代」にリーダーとして活躍できるのは①に該当する人だけです。
私独自の推定では13%程度の人たちだと思います。
87%の人たちは現状維持か衰退です。
よくいわれていることですが、人間には「ホメオスタシス」という超強力な「成長抑制装置」が装備されています。
「ホメオスタシス」とは「生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする働きのこと」です。
つまり、人間は「新しい自分になろう」という力より「元の自分に戻ろう」とする力の方が強いのです。
この装置は何か危険を感じたり、何か新しいことに挑戦しようとしたときに強力に発動します。
だから新型コロナ禍のような危機時は「ホメオスタシス」が発揮されます。
そしてより「安全地帯」であり「居心地のいい場所」から出ないようにしようとします。
この「安全地帯(=居心地のいい場所)」のことを「コンフォートゾーン」といいます。
まとめると「人はホメオスタシスによってコンフォートゾーンから出なくなる」ということです。
わかりやすく年収で説明すると、私の経験ではほぼ100%の人が「年収を1000万円にしたい」と言います。
が、実際の年収は400万円前後です。
で、その人の周りの人たちも年収400万円前後です。
ということは「その人のコンフォートゾーンは年収400万円にある」ということになります。
ここでこの人が意を決して「会社を辞めたい」「起業したい」と思ったとします。
当然、まわりは反対します。
何故なら「居心地のいい空間」から仲間が出ていくことが理解できないし、悔しいからです。
で、「まだ早い」とか「失敗する」とか「やめておけ」とか言います。
が、その本心は「裏切られた」です。
私は特に20代、30代の人たちにとっては新型コロナよりも「ホメオスタシス」の方がよほど怖いと思います。
「ホメオスタシスウイルス」に侵されてはいけません。
「ホメオスタシスウイルス」に侵されている人(モチベーションキラー)と一緒にいてもいけません。
そんなことをやっていれば体内で「ホメオスタシス」が繁殖し、「コンフォートゾーン」にしがみつく人生になるだけです。
1回しかない人生がそれでいいのか。
いいわけがないはずです。
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