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№5423:「新コロのせいだ・・ではなく新コロのおかげ!」

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、ここ数日は「新コロ前後のこと」について書いてきたので、その続きを。

そこでも繰り返し言っていることは「新コロ前後で同じようなことをやっている企業はダメだ」ということです。

このことに関連して、先般、興味深いお話を耳にしました。

その企業は新コロによって前年比マイナス99%まで売上を落としたということです。

倒産も覚悟したといいます。

そこから見事にV字回復するわけですが、その時の社員の合言葉が「新コロのせいだ・・ではなく新コロのおかげ!」ということでした。
※あくまでもビジネスに限定した話です。

当然のことながら、合言葉を唱えるだけではV字回復しません。

販路、商品開発、商品ラインナップ、価格帯などなどをすべて見直して、完全な別会社として生まれ変わることに成功しています。

あともう1つ面白かったのは、この会社の社長さんは(自分で言っていましたが)結構な自信家で、新コロ前は「人に教えを請う」ということをしていなかったようです。

「自分で何でもできる」「自分が一番だ」と思っていたようです。

が、藁をもつかむ気持ちで、再び「ビジネスの基本」の学び直しをしたところ少しずつ事態が改善し始めたということでした。

これは非常に示唆に富む姿勢ではないでしょうか。

が・・パッとしない企業を見ると上記とは真逆のことをやっています。

同じ商品を同じ価格で同じ販路で売っている。収益モデルが変わっていない。

「新コロのせいでこうなった」と思っている。

新コロ禍でも成功している企業や経営者から学ばない。

その結果、同じ商品を同じ価格で同じ販路で売っています。

当然、売上は減少するので、それをコスト削減で乗り切っています。

こんな閉塞した殺伐とした環境でモチベーションが上がる人はいません。

自覚すべきは「新コロ前の業績が幻想だった」ということです。

新コロは「未来の前倒し」に過ぎないわけですから、遅かれ早かれいずれは現在のような業績低迷状態になったのです。

新コロは「それに気づかせてくれた」のです。

だから「新コロのせいだ、ではなく新コロのおかげ!」なのですよ。

かつての成功体験にすがるのはもうやめた方がいい。

それが自らの首を絞めていることに気づくべきです。

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