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№5176:「元に戻す」のではなく「お客さんが行動を変えた先を押さえる」

本noteは毎週水曜日に配信している無料メルマガ「継続するオンラインビジネスの考え方」の一部を加筆修正したものです(原形をとどめていない場合あり)。
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こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、先週水曜のnoteでは「緊急事態宣言があけてもフィットネスクラブの会員数は元に戻らない」という主旨のことを記しました。

本日はこのことを別の観点から補足します。

例として外食店で考えます。

この外食店に100名のお客さんがいたとします。

では、このお客さんの食事の回数は新コロ前後で変わったでしょうか。

「収入源による困窮で減った」というような特別な事由を除けば変わらないはずです。

1日3回なら×100名で300回です。

この意味において需要は変わっていません。

ここが重要です。

ところが、外食店への需要は減っています。

「需要は変わっていないのに」です。

これは「外食店が失った売上は誰かが稼いでいる」ということを意味しています。

宅配だったり、お持ち帰りだったり、スーパーだったりです。

当然、この両者の数を足せば300回になります。

「お客さんは行動を変えた」のです。

こう考えれば、「元に戻す」のではなく「お客さんが行動を変えた先を
押えること」が何よりも重要であることがわかります。

フィットネスクラブも同じです。

従来のフィットネスクラブに来なくなったお客さんの「次の行動」を新規事業等でカバーしていかないと業績はジリ貧になるばかりです。

にもかかわらず、フィットネス業界企業の多くは「会員数を元に戻そう」としています。

これは愚策もいいところだと思います。

一体いつまで「箱の中で運動をさせる」という発想にこだわっているのかと思います。

「元に戻す発想」では現場スタッフは疲弊するだけ。

この行く末は退職、休職、精神的疾患の増加です。

仮に新コロが完全収束し、元の近い会員数に戻ったとしても約40%のお客さんを置き去りにするビジネスモデルはそのまんま。

その時に優秀なスタッフが残っているはずがないと思います。

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