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№5474:「閉鎖的組織」と 「コミュニティ」 の違い

本記事は毎週月曜日に配信している有料メルマガ「思考変容のスイッチ」の一部を加筆修正したものです(原形をとどめていない場合あり)。
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こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、多くの経営者は「組織」とか「組織化」という言葉が大好きです。

「組織」を「組織化」することで、自分の意のままに組織であり社員を統制したいからでしょう。

それに対して私は「組織」とか「組織化」という言葉が大嫌いです。

「組織」とか「組織化」というのは所詮は経営側、管理側の言葉。

社員は「歯車にされているだけ」です。

私が重視しているのは「コミュニティ」という概念です。

「チーム」でもいいですが「組織」に近いので、あえて「コミュニティ」と言っておきます。

「コミュニティ」の定義は多々ありますが、私は以下のように捉えています。

「メンバーとの関係性を通じて、メンバーの人生がどんどん良くなっていく場所」

ただし、そのためには以下の2つの条件があります。

1つは「メンバーが主体的に有料で参加していること」

2つは「コミュニティを通じてメンバー全員が継続的に成功すること」です。

これが「組織」と「コミュニティ」の違いです。

会社(組織)だって上記を実行することができます。

が、「組織」は上記の条件をまったく満たしていません。

メンバー(社員)は疲弊する一方で人生は尻つぼみ。

定年になる頃には朽ち果てています。

研修といえば全員集合型で経費は会社負担。

こんなやり方で個人が成長するはずがありません。

「これじゃダメだ・・」と考えた社員は「社外のコミュニティ」に入ります。

極めてまっとうな判断です。

「社内で成長できる」なんて考えている人はその時点でアウトです。

また「組織(会社活動)を通じて社員全員が成長する」ということもありません。

評価されるのはごく一部。

「その他大勢層」はそこそこの待遇を与えられ、そこそこの人生で一生を終えます。

情報の「共有力」もまったく違います。

「コミュニティ」における「情報」は直ちに全員に共有されます。

「情報を持った人」が「自分以外の人」に貢献したいと考えるからです。

この「関係性」によって全員がより良い方向に向かうことができます。

「組織」は違います。

情報を外に出そうとせず、自分たちだけで独占しようとします。

何故なら自分が得た情報は外に出さない方が自分にとって有利だからです。

結果、どうしたって行動が利他的にならないのです。

これが「組織(閉鎖的組織)」と「コミュニティ」の決定的な違いです。

「自社だけ」という考え方に発展性はありません。

逆から言えば「良い情報を発信できない人」はコミュニティには居づらくなります。

現在進行形で戦っており、かつまわりに良い影響を与えようとする人だけが関与することができる。

だからこそ「良いコミュニティは強い」のです。

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