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№5077:「サイエンス型上司」の時代は終わっている

こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。

さて、私はビジネスの師匠から「営業を科学せよ」と教わりました。

FBL大学でも「原理原則」をお伝えしています。

「原理原則」というのは「こうすればこうなる(可能性が最も高い)」という「因果」のことですから、このことを指して「営業を科学する」と言ってもよいと思います。

が、「営業を科学するだけ」では「超つまらない」と思います。

ちなみに私のビジネスの師匠は仕事が終わるとくだらない話(スケベな話)ばかりしていました。

「仕事が終わったら仕事の話はしない」とか「仕事とプライベートを分ける」とかそういう理屈っぽいことではなく、そこには「人間味」というものがありました。

所謂、「ムダ」がたくさんあるのです。

ビジネスにおいては鋭く本質を突く。

それ以外は教養もあり、遊びもたくさんしていて面白い。

私もそんなリーダーになりたいと思って努力してきました。

が、世間一般の会社における評価は違います。

「営業を科学する」といえるレベルまではいかないとしても、例外なく「数字に強い人間」が評価されます。

しかし、それだけでは仕事は無機質で人間味のないものになります。

相談すれば結論を求められる。

提案をすれば細かな根拠を求められる。

数字で説明できない取り組みはすべて却下される。

冗談も全然言わない。

笑いもない。

これじゃまるでAIを相手に仕事をしているみたい。

そんな組織やチームからワクワクドキドキするようなアイデアが生まれるわけがありません。

部下スタッフというのは優秀だからついて行くわけではありません。

その人が魅力的だから、その人みたいになりたいからついて行くのです。

AIみたいな人間になりたい人はいないでしょう。

その意味では人事異動によって上司と部下の関係が決められてしまう現行のシステムは全然ダメです。

既に先進企業はやっていますが、上司は部下スタッフに選ばせる必要があります。

社長や人事部が「あなたの上司はこの人ですよ」などと決めてはいけないのです。

今はAIがプロ将棋士等に勝つ時代。

私はペッパー君が出た頃に「マネジメント君というロボットがいれば、99%の上司は不要になる」と言いましたが、現実に近くなっています。

要するに「サイエンス型上司」は能力としてこの先、不要になっていくだけでなく、組織風土から人間味を奪い、かつ部下スタッフをワクワクドキドキさせられないという意味で有害なのです。

こういうタイプを評価していると若くて優秀な人材が組織を離れていくことになります。

必要なのは「人生をエキサイティングにしてくれる上司」です。

「そんな上司は社内にいない」という人はFBL大学の門を叩いてください。

ここには「あなたの人生をエキサイティングにしてくれる人」が集結しています。

で、その人たちは上司ではありません。

独立的立場をとっている対等な仲間です。

ここが重要なんです。

「一社」という限定的な一直線な縦社会の中で自分の可能性を発揮できるわけがないでしょう。

こういう考え方はもう古いんですよ。

自分を起点にたくさんの「連(役割責任)」をつくっていくこと。

これからのキャリアはそのようになっていくはずです。

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