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№5460:多くのフィットネス業界企業は「お客さんの存在」を忘れ去っている

本記事は毎週月曜日に配信している有料メルマガ「思考変容のスイッチ」の一部を加筆修正したものです(原形をとどめていない場合あり)。
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こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、先般も記したとおり「フィットネス業界企業(200社)の直近の決算期税引後利益を見ると、黒字企業はわずかに1/4しかなかった」ということです。

こうなる理由は幾つもありますが、その代表格が「お客さんを見ていないこと」です。

多くのフィットネス業界企業は「お客さんの存在」を忘れ去っています。

見えているのは売上、利益、会員数といった目先の数字だけです。

見ているのが数字ですから、そこに戦略とか施策を入れても「ごっこ」にしかなりません。

故に各社がやっていることは総花的、教科書的で似通ったものになります。

その当然の末路として、成果が出ない、競合と差がつかない、同質化競争になるということが起こります。

フィットネス業界企業の経営者は、現在の売上や利益を誰から頂戴しているのかを理解しているのでしょうか。

もし理解しているなら、その「誰」に全力で貢献すべきです。

が、そんなことはまったくやっていない。

経営陣はおろか、現場スタッフに「ここ1ヶ月、誰にどのように貢献しましたか」と問うても「挨拶をした」「質問に答えた」「パーソナルトレーニングをやった」しか答えは返ってこないはずです。

要は大多数の顧客が置き去りになっているのです。

「仕事」とは「対価を伴う顧客への貢献」です。

これ以外に表現はできません。

しかし、社会が敷いたレールの上を何も考えずに歩いていると、このことを忘れます。

毎日、当たり前のように出勤し、経営者の命令に従って顧客そっちのけで売上や利益を上げることを仕事と勘違いします。

何故そうなるかと言えば「安定」が手に入るからです。

毎月25日頃に得られる安定収入のために嫌なことを我慢するようになるのです。

が、「人生や仕事に安定を求める」というのはマズローの欲求5段階説(6段階説もある)でいえば「ほぼ底辺レベル」です。

私たちは(今のところ)自由で平和な日本という国に生まれているのに、何故もっと上位の欲求を目指さないのかと思います。

人生は1回。

安定を求めて、顧客を置き去りにした仕事に甘んじていても、やりがいも充実感もまったくないと思います。

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