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№5119:「デタラメ」を見破るための3つの視点

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、昨日は「デタラメの害」について記しました。

続いて本日は「デタラメを見破るための3つの視点」を記します。

方法は幾つもありますが、そのうちもっとも重要と思える3つを簡易に紹介します。

1つは「確証バイアスにつかまらないこと」です。

これは「超重要」です。

ちなみに「確証バイアス」とは「自分の信念を強めてくれる情報に注目し、それを信じ、共有しようとする性質のこと」です。

某社会学者の言葉に「どんな場合でもデタラメを発生させる最大の敵は自分自身だ」というものがあるようなのですが、まったくその通りだと思います。

こういう人には何を言っても通じません。

「でも・・」

「いや・・」

まず「相手の否定(=自分の正しさ)」から来る。

何故こうなるかというと「デタラメを発生させる最大の敵は自分」の指摘通り、デタラメな理論が自分の過去と結びついて強化されるからです。

例えば「〇〇を食べたら〇〇が治った」とか。

その経験や感情を否定はしません。

が、それは「確証バイアス」の範疇に過ぎません。

2つは「帰謬法(きびゅうほう)で考えること」です。

「帰謬法」とは「その仮説通りならとんでもない結論になりかねない」という視点で考えることです。

例えば「牛乳は毒である」が本当ならば、小学生は皆殺し状態になります。

長年に渡って毎朝のように飲んでいる私もとっくに死んでいます。

こんなウソはあり得ません。

こういうことを平気で言える人は社会性とか人間性が欠落していると思います。

3つは「反証で考えること」です。

このことは私も常に言ってきました。

「A=B」なら「B=A」なのです。

が、大変の「デタラメ」はまったく関係ないことを強引に関連付けています。

で、反対から見れば何ひとつ成立しないことを、あたかも正しいかのように言っています。

「牛乳=毒」なら「毒=牛乳」です。

こんなのは「牛乳=自動車」と言っているのと同じです。

が、何故かこれがわからない。

指摘しても逆に固執を強める。

そして同じような思想の仲間と徒党を組む。

ここでその人が発揮できる影響力は「信者限定」になります。

人生というのは「制限」をかけていくものではありません。

「新しいこと」や「未知のこと」に積極的に取り組み「拡げていくもの」です。

知識というのは「制限」を外すためにあるのです。

「制限」なんていうのは法律とか規律の範囲内でやっていればいいんです。

「赤信号は止まる」とか。

それ以外は自由に「新しいこと」や「未知のこと」をやる。

そういう人のまわりに人は集まってくるのです。

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