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№5458:現在の動きの先に未来はない

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、土曜日は(基本的に)いただいた質問にお答えしています。

【今週のご質問】
「今、多くのトレーナーがパーソナルジムの開業に動いています。この動きをどう見ていますか?」

【私の考え方】
私は業界情報をほとんど知らないのですが、そのような話はたまに聞きます。

まず「いいジム」が増えるのであれば、それは良いことです。

とはいえ、同様の動きはこれまでもありました。

新たな動きではありません。

その数が増えたということだと思います。

この背景には「多くのフィットネスクラブが不振だから」ということが関係しているでしょう。

「自立心ありき」「独立心ありき」ではありません。

その現れとしてそのような行動をしている多くの人が「法人化」をしていません。

これは事業とはいえず、個人活動の延長といえます。

故に「広がっていく」ということにつながりません。

今、起こっていることはかつてのプロレス業界のように「弱小団体が増えている」ということだと思います。

フィットネスビジネス誌の古屋編集長によると「フィットネス業界企業(200社)の直近の決算期税引後利益を見ると、黒字企業はわずかに1/4しかなかった」ということです。

フィットネス業界の直近決算期の売上高上位200社の売上高、税引後利益とその前の期の売上高、税引後利益などについて、動向を調べてみました。詳しくは、『Fitness Business』の次号(2022年9月25日発売予定)のNews&...

Posted by 古屋 武範 on Monday, August 15, 2022

これは「業界企業の3/4(75%)が赤字である」ということです。

こうなると現場スタッフは過去にも増して未利用者フォローとか付帯収入アップとかコスト削減といった「まったく的外れなこと」をやらされて、ますます疲弊していきます。

またフリーのパーソナルトレーナー等も「こんなクラブにいて大丈夫なのか・・」と不安になります。

この時、もっとも手軽にできるし、もっとも手軽にできるように見えるのが「パーソナルジムの開業」です。

「マンションの一室」等でやれば初期コストも抑制できます。

この手前には「ジムを持たずに訪問する」というものがあります。

これはさらにローコストです。

いずれにせよ「この2つ」が有力な選択肢になります。

こういう流れで「パーソナルジムをやる人」が増えているのでしょう。

が、私は一貫して言ってきましたが、パーソナルジムという業態は様々な理由からどこかで必ず「疲弊モデル」に陥ります。

細かな説明は省きますが、FBL大学では以下の資料を使って説明しています。

キャプチャ

実際、ごくごく一部を除いてパーソナルジムは組織として普及していません。

こうなるのは当然だと私は思っています。

なので私は「現在の動きの先に未来はない」と判断しています。

もちろん批評するだけでなく、私たちは「未来をつくる行動」に着手しています。

ここからが大事なのですが、続きは明後日発行の有料メルマガに記します。

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