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№5099:「排他的思想の専門家」になってはいけない!
こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。
さて、少し前に芸能人のYouTube上での発言が炎上していました。
日経新聞に出たくらいなので、世の中の関心度は大きかったといえます。
そうなったのは発言が差別や偏見に関するものだったからです。
「個人の感想」ということですが、それを発信したらアウトです。
本件とは関係なく、世の中には様々な差別や偏見が存在します。
そうなる背景や理由は限りなく存在していると思いますが、そのうちの1つに「自分が正しいと信じている一通りの尺度から物事を見ていること」が挙げられると思います。
こういう人は「自分が正しいと信じていること以外はすべて間違っている」という考え方をします。
自分が「白が正しい」と信じているところに「黒が正しい」という勢力が現れると「自分と違う」という偏狭な理由で、相手に対して批判的な態度をとったり、見下したりするのが特徴です。
で、ここからがポイントなのですが、何故このような考え方になるかというと「自分を認めさせたい」とか「自分が相手より上であるという優位性をつくりたい」からだと思います。
こういう考え方をする人は必然的に「敵か味方か」、または「上か下か」で人間関係を区別するようになります。
自分の主張を支持してくれる人は味方、または信者。
一方、自分の主張を否定する人は敵。
実際、世の中のいかがわしい集団はこうなっています。
この行く末は「対立」や「争い」にしかなりません。
わかりやすいのが戦争です。
「地域争奪戦」だけでなく「思想の違い」「宗教の違い」はその「正しさの違い」をめぐって戦争の火種になります。
戦争でなくても「ビーガンvs肉派」なんていうのも同じ構図です。
が、自分が信じている「一通りの価値観」など、世の中にある百通り、千通り、万通りの意見や価値観の1つに過ぎません。
物事を「一通りの尺度」ではなく「全体」から見れば、その小ささや偏狭さに気づくはずです。
しかし、このような自戒ができる人は少ない。
逆に加齢するごとに頑固さや固執度は上がっていきます。
だから、戦争や差別や偏見といった極端な事象までは発展しなくても、こういう人のまわりでは「人間関係のもめごと」が耐えません。
これを逆から考えると「人間関係のもめごと」が耐えない人というのは、差別や偏見といった「排他的な思想」を有している可能性があるのかもしれません。
でなければ、人間関係を崩壊させてまで「自分の主義主張」を押し通すような真似はしないと思うからです。
いずれにせよ・・。
執着しないこと。
固執しないこと。
その上で物事を「全体」から見ること。
それができれば自分のこだわりや思い込みというものが「いかにどうでもいいことか」がよくわかるはずです。
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