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№5526:因果になっていない成長要求

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こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、昨日は「社員を鍛えたいなら『週次会議』『PL』『KPI』の3点セットが必須不可欠」と記しました。

これは「基本のキ」です。

例えば、家計の収支(家計簿)がわからないのに「収入を増やせ」とか「節約をしろ」とか「貯金をしろ」とか言われても、わけがわからないでしょう。

企業活動の大きな目的の1つは利益を出すことです。

売上がいくらあって、経費がいくらあって、コスト構造がどうなっているかがわからなければ、自身のやっている活動を「利益」に直結させることは絶対にできません。

百歩譲ってできるようになるのは(例えば)「ショップの売上を上げる」といった部分のスキルだけです。

比喩を家計に戻すなら「お手伝いさん」みたいなものですね。

家計全般のことは知らないけれど、部分のお手伝いはしている。

多くの社員は社長の「お手伝いさん」です。
※「お手伝いさん」を低く見ているのではありません。あくまでも部分を手伝っているという意味ですので念のため。

こういうことをやっていると、社員の意識はどうなるか。

「数字は経営陣が見るものだ」

「数字は難しいものだ」

「数字は苦手」

99.9%こうなります。

実際、そうなっているでしょう。

私はまったく逆の考え方をしています。

数字は経営陣が見るものではなく、入社初日から見せるものだと思います。

数字はまったく難しいものではなく、家計簿レベルと同じです。

社員を雇用している時代は多くの経営者が隠したがる人件費だって「社長はだいたいこれくらいです」「部長はだいたいこれくらいです」と公表していました。

そもそも年収も示さずに「昇格を目指せ」なんて会社都合もいいところでしょう。

こう言うと「年収は個人情報だ」という主張が始まるのですが「○○さんの年収は615万円です」と公表すべきと言っているのではありません。

「部長になればだいたい650万円前後です」くらいは言えるでしょうということです。

今でもスモールジムは「こうなればこういう年収になります」とホームページに明記しています。

一方で「最初の1年は自由がないですよ」ということも正直に記しています。

とにかく日本の会社の多くはオープン性に欠けます。

それで社員に「成長しなさい!」とか言っても「それは因果になっていない」と思います。

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