№5432:約90%の人たちは「自分の思い込み」とか「自分の偏見」で仕事をしている
本記事は毎週月曜日に配信している有料メルマガ「思考変容のスイッチ」の一部を加筆修正したものです(原形をとどめていない場合あり)。
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こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、先般読んだ本に「約90%の人たちは『自分の思い込み』とか『自分の偏見』でしか仕事ができない」という記載があり、頸椎が損傷するくらい頷きました。
そこには詳細の説明が記されていましたが、そうなる理由を一言で言うなら「人間的未熟」です。
その本によると人間の発達には三段階があり、それは「環境適応」「自己主導」「自己変容」ということでした。
「環境適応」は人が恐れや不安、依存から行動を起こす段階です。
この段階では自分で決断を下すことはなく、自分の目標もなく、むしろひたすら仲間から受け入れられよう、仲間に順応するためなら何でもしようとします。
続いての「自己主導」は不健全な依存から健全な自立に移る段階です。
この段階では自意識が発達しており、世界観や目標、課題をきちんと持っています。
ところが、認識にフィルターがかかっているため、そこから先を見ることができません。
よって、自分の偏見を確認し、限られた目標を達成することしかできないといいます。
自分のものの見方をかたくなに信じ、その見解を変えようとしません。
著者によると「ほとんどの人の発達はこの段階で止まる」ということでした。
私はここで頸椎が損傷しそうになりました。
本当にその通りだと思います。
で、この段階を越えた人だけが「自己変容」のステージに進みます。
「自己変容」は心理的・感情的発達の最高形態であるとされています。
このステージに至った人は個人主義や競争主義から脱して、周囲と良好で協力的な人間関係を持つようになります。
が、この心理的レベルに達することができるのが「全体の10%に満たな
い」ということでした。
この説が正しいとすれば、約90%の人たちは「自分の思い込み」とか「自分の偏見」という狭い枠の中でしか仕事をすることも人間関係を築くこともできないのです。
さらにここからが重要で、著者は「こうなると視野が削られ、ひねくれた人間になる。他者の貢献を過小評価し、自分が何になれるか、何を成し遂げられるかという可能性についても少なく見積もるようになる。するとさらに視界が狭まり、自分ひとりでできるもののみに集中するようになり、他の人と良い関係を結ぶことをやめてしまう。そして人を見る目が独断的になり柔軟さが欠けていく」と指摘しています。
ここで頸椎損傷が悪化しました。
当業界を見ればこのタイプの「お山の大将」ばかり。
私たちはくれぐれもそうならないように「自己変容のステージ」を目指したいと思います。
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