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№5118:「デタラメ」は人間の健全な繁栄に深刻な害を及ぼす

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こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、先般読んだ本に「デタラメ」について詳しく記されていました。

あまりにも的を突いており笑ってしまったのですが、同書に書いてあったことのごくごく一部をシェアします。

世の中は「デタラメだらけ」です。

特に私たちが属する健康産業界は「デタラメのオンパレード」といっていいでしょう。

数年前にDeNAが運営する「ウェルク」という「デタラメサイト」が閉鎖に追い込まれましたが、同社は有名だから糾弾されただけで、トレーナーやインストラクターの中にも「デタラメ情報」を流布している者がいます。

「デタラメ」とは「事実ではないこと」です。

「〇〇は身体に悪い」といった類いの情報は推定99.9%が「デタラメ」です。

何故なら「事実ではないから」です。

逆からいえば「それが事実であることを科学的に証明できないから」です。

すべて適量であれば何ひとつまったく問題ありません。

特に「〇〇は毒である」なんていうのは許しがたい「デタラメ」です。

この類いの健康情報のタチが悪いのは「科学っぽくできること」です。

これらに関するもっともらしい情報を専門的見地っぽい立場から言えば、それは正しそうに聞こえます。

が、それこそが「疑似科学」といわれるものです。

本書にも記載があるのですが、このような疑似科学のアプローチは「あなたは騙されていますよ(真実を知りませんよ)」というものです。

こうやって近寄ってきて「何故、騙されているか」を説明し、そこから相手
を「自分たちのデタラメにはめていく」という手法をとります。

ここで問題なのは「本人たちは騙そうとしていない」ということです。

心の底から「自分たちが正しい」と思っていることです。

そこに詐欺性はありません。

「だからヤバい」のです。

この本の著者は自身がデタラメを指摘する理由として「多くのデタラメは人間の健康、繁栄、科学の発展、民主主義的な意思決定に深刻な害を及ぼすからだ」と述べていました。

そして「デタラメを指摘することは倫理観に根ざした行動なのだ」と続けていました。

私が「デタラメ」をしつこく批判するのもまったく同じ理由からです。

当然のことながら、それには責任が伴います。

もしも「デタラメだ」という指摘が「デタラメ」だったら、その人(私)は立場も発言権も失うからです。

当然、それくらいの気概でやっています。

これは倫理であり、民主主義の問題なのです。

著者はこうも言います。

「デタラメをばらまく人々には代償を払わせる必要がある」

まったくその通りだと思います。

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