№5547:社員をディスる経営者は「経営者失格」の前に「人間失格」
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、昨日は「社員を幸せにするために事業がある!」というnoteを書きました。
が・・。
現実は平気で社員をディスる経営者がたくさんいます。
「うちの社員は全然成長しないんですよ」
「うちの社員は何度言っても同じミスばかりするんですよ」
酷い人になると、こういったことを公衆の面前で発言したりします。
こういう経営者(上司も)は「経営者失格」はもちろんのこと「人間失格」だと思います。
社員が成長しない理由はただ1つ。
「経営者の能力が低いから」です。
それを社員の能力が低いことに転嫁している。
で、決まって「愛情があるから厳しくできるんです」みたいなことを言う。
とんでもないことだと思います。
と言っている私ですが・・。
かつては「人間失格」なことをやっていました。
厳しくすることが教育だと思っていた。
というか「リーダー論を学ぶことなく勘と経験で采配を振るっていた」ということです。
こうなると部下スタッフ等の「できていること」よりも「できていないこと」が気になるようになります。
で、「これだけ教えているのに何故できないんだ」という態度を取るようになります。
わかりやすく言えば、70点を取っているのに「俺の理想は100点だ。何故、いまだに70点なんだ」という感じです。
70点の人には70点の役割責任があり、それを75点にしていけばいいんですけどね。
自分と同じレベルに引き上がってこないと気が済まないんです。
で、常に苛々している。
こうなる理由は「人間的未熟の一言」です。
経営者とかリーダーというのは重要な役割責任ですが、その前に「良い人間」であるべきです。
私はそのこと(自分の過ち)に気づいてから「論語」を学び始め、FBL大学のカリキュラムにも「人間力(人間学)」を取り入れています。
「お前に教える資格があるのか」という批判もあると思いますが、そんなことを言っていたら一生が終わってしまいます。
「人間力」というのは生涯を通じて向上させるものだし、最後の瞬間まで完成するものではないからです。
「人間力」を鍛えたところで、直ちに業績向上や会員増が実現するわけではありません。
が、「人間力」を鍛えない限り「他者を幸せにできるリーダー」にはなれません。
私はその信念をもってFBL大学を運営しています。
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