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№5028:世の中の大半のことは「どっちだっていい」

こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。

さて、昨日は「世の中にみっともないビジネスが増えてきた」と記しました。

これは健康産業界も同じようなものです。

「これを食べたら健康になれる」

「これを食べたら病気になる」

こういった「みっともない本」や「みっともない主張」が後を絶ちません。

「みっともない」は「極端」とか「偏り」と同義です。

では何故このような「みっともないこと」が起こるのか。

その原因の1つとして(先般読んだ本に)記されていたのが「コモンセンス」という考え方です。

「コモンセンス」とはイギリス文化を支えてきた概念で「厳格なルールでがんじがらめになるのではなく『最低限のルール』を守れば『あとは何をやってもいい』という経験則を重視する考え方」です。

端折って言えば「各自が良識の範囲内で行動する」ということです。

私は「まったくその通りだ」と思いました。

まさに日本人に欠落している考え方です。

日本人の多くはマニュアルやルールがないと行動できません。

「最低限のルールを守ればあとは何をやってもいい」という考え方ができないのです。

この判断力こそが「自由」とか「豊かさ」を生むのにそれができない。

だからマニュアルでガチガチにされないと行動できないし、そこに反発した人が一気に良識の範囲を逸脱した行動をとったりということになる。

で、(その本には)「そのような視野狭窄状態に陥りやすいのは専門家である」という指摘もありました。

これも「まったく同感」です。

「1つのことしかやっていない」というのは「偏り」を生むのです。

さらに「1つのことしかやっていない」から、そのことに対する固執や思い込みが強くなります。

世の中の大半のことは「どっちだっていい」のにそう考えることができなくなるのです。

結果、自分と違う意見等をシャットダウンする姿勢がエスカレートしていきます。

そして気づいた頃には多様性や違いを受けることができないムラ社会の一員として狭く閉じたつまらない人生を歩むことになります。

そうなりたくなければ「コモンセンス」という考え方をしていくことです。

世の中の大半のことは「どっちだっていい」のですから。

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