№5065:「狭い世界」から出ろ!
こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。
さて、当業界を見ていると「ホント、狭い世界の中だけにいるな」と感じる人が多くいます。
「狭い世界=人間関係が狭い」ということです。
先日の講演会に参加いただいた方からも「海の波打ち際を見ていた自分が深海の様子を見せられたような衝撃を受けました。自分は世の中の何もわかっていないのだと自戒と焦りを感じました」というメッセージをいただいたのですが、このような「気づきの機会」を提供できただけでもヨカッタヨカッタと思います。
が、このような気づきを得る人はごく一部。
多くの人は「狭い世界」から出ようとしません。
それは何故か?
答えは簡単。
「不快だから」です。
関連して私は今週の有料メルマガでニーチェの以下の言葉を紹介しました。
「類は友を呼ぶというけれど、同じ考えのものばかりが集まり、お互いを認めあって満足しているとそこはぬくぬくとした閉鎖空間となってしまい、新しい考えや発想が出てくることはまずなくなる。また組織の年長者が自分の考えと同じ意見を持つ若者ばかりを引き立てるようになると、その若者も組織も確実にダメになってしまう。反対意見や新しい異質の発想を恐れ自分たちの安定に向かうような姿勢は、かえって組織や人を根本から腐らせてしまい、急速に退廃と破滅を促すことになる」
まさにここにこそ「不快になる理由」があります。
同じ考えのものばかりが集まって、お互いを認めあって満足しているようなぬくぬくとした閉鎖空間にいれば「否定される」ということがなくなります。
結果、自分たちの偏狭な考えを正しいと信じるようになり、自分たちと異なる考えを「間違っている」とか「無知である」と言い出すようになります。
が、こんなのは「自己満足ごっこ」です。
一歩でも「村の外」に出ればまったく通用しません。
そうならぬためには「村の外」に出ることが必須です。
積極的に「多様性」や「異質」に触れることが必須です。
Aもあれば、Bもあれば、Cもある。
こう思えることが大事なんです。
なのに所謂、専門家は「Aが正しい」と思い込む。
が、この世に絶対に正しいとか、絶対に間違っているということは「犯罪」とか、そういったレベルのことしか存在しません。
大半のことは「どっちだっていいことばかり」です。
これは「大差がない」ということです。
これを「大差がある」と思い込むのは「いろいろなことを知らないから」です。
「知識を得る」というのは「いろいろなことを知る」ということです。
「いろいろなこと」を知るから物事を俯瞰してみることができるようになる。
これが「教養」につながっていきます。
が、所謂、専門家は違います。
※特に疑似科学専門家。
「いろいろなこと」を知らずに「自分が正しいと思うこと」だけを掘り下げていくものだから、洞穴(ほらあな)を掘っているがごとく奥に行けば行くほど(本人は学んでいると思っている)視界は狭くなります。
そして目の前のものしか見えなくなります。
結果、人間としてもっとも悪である「極端な人間」になります。
そうならぬためにはとにかく「狭い世界」から出ること。
それが今後のリーダーの必須行動です。
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