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№5644:「人件費が高いから業績がいい」という考え方

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、毎週金曜日はFBL大学のオンラインセミナー配信日ですが、第4週目はおやすみで「読書週間」となっています。

そんなわけで、最近読んだ本から講座やメルマガ等に書かなかったことをご紹介。

そこには「人件費が高いから業績がいい」と記されていました。

これは「その通り!」と思います。

このことは個人で考えれば明らかです。

ひとり社長のAさんの年間売上が2000万円。

ひとり社長のBさんの年間売上が500万円。

さぁ、どちらの業績がいいでしょうか?

答えはAさんに決まっています。

売上が多ければ多いほどよいとはいいませんが「人件費が高いから業績がいい」のであり「業績がいいから人件費が高い」のです。

が、多くの経営者はこのような考え方をしません。

「社員の給料をいかにして抑えるか」を懸命に考えています。

何故なら「社員=コスト」だからです。

大経営者も「ビジネスとは売上を上げて、コストを下げることだ」的なことを言われていたと思いますが、いずれにせよ「人件費を下げれば利益は増える」という理屈になります。

実際、新コロ禍ではこの手法(?)で利益を増やした会社が山のようにあるはずです。

ちなみに私たちスモールジムは人件費を経費計上していません。

ホームページを見ていただければわかりますが、PLに人件費は存在しません。
※正式な決算は別。あくまでも考え方。

どうしているかというと「利益=人件費」にしています。

「利益が増えれば人件費も増える」

「従業員の給料を増やすために利益を増やす」

こういうロジックが必要だと私たちは考えているのです。

人件費を減らして利益をひねり出すようなことは厳禁です。

以前も書いたことがありますが、例えば売上100万円、経費が110万円で「10万円の赤字」とします。

この時、経費には人件費が含まれています。

で、40万円の人件費を25万円にしたとします。

これにて「5万円の黒字」になります。

日本中のほぼすべての店長がこのような小手先のテクニックで偽利益を出しています。

そう言っている私もサラリーマン時代はよくやっていました。

今でもプロ級のテクニックがあると思います。

が、こんなのは単なる「数字ごっこ」に過ぎません。

「経営力」の「けの字」も身につきません。

とにもかくにも、自分の給料を上げたければ、業績を上げる能力を習得することです。

そしてそれが自分の給料に透明に適正に反映されるようにする。

社内評価で昇給していても、ビジネスリーダーに必要な能力は何も身につかないと思います。

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