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№4972:「自分の過去」と「解決法」を紐付ける人はプロ失格

こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。

さて、所謂、健康関連の仕事をしている人の中には「自分の過去と解決法を紐付ける人」が少なからずいます。

例えば・・。

「これを食べたらアトピーが治った」

「これを食べたら喘息が治った」

「これを食べたらガンが治った」

「だからこれを食べるといいよ」

または逆バージョンで

「これを食べなくしたらアトピーが治った」

「これを食べなくしたら喘息が治った」

「これを食べなくしたらガンが治った」

「だからこれは食べない方がいいよ」

的な。

こういったことを一般の人たちが井戸端会議で話す分には仕方ありません。
※問題は大アリだが規制できない。

が、健康関連の仕事に従事している人(=プロ)がこれをやるのは許されません。

何故ならこういったことの大半は根拠がないからです。

もちろん本人にとっては「本当のこと」なのだと思いますが、そこに医科学的な普遍性はまったくありません。

それを「自分の経験」とか「複数の人の結果」というだけで「効果がある」的に推奨していいわけがありません。

当たり前ですが、根拠があるものは医薬品とか医薬部外品として正当な根拠に基づいて販売されています。

普通に考えればわかることですが、そうではないものは「単なる食品」です。

なので「〇〇を食べたら病気が治った」というのは「その食品によってたまたま病気が治った」ということに過ぎません。

が、消費者はそれがわかりません。

だから、それを正しい方向に誘導するのがトレーナーやインストラクターの重要な仕事になります。

これからの時代は「運動指導をすることだけ」がトレーナーやインストラクターの仕事ではありません。

が、情けないことにトレーナーやインストラクターの中にも「自分の過去と解決法を紐付ける人」がいます。

こうなる理由は2つしかありません。

1つは「単なる勉強不足」。

2つは「間違ったことを学んでいる」です。

共通しているのは「視野が狭い」ということです。

では何故、視野が狭くなるかというと「日常的な人間関係が閉鎖的だから」です。

故に「自分が間違っていること」に気づかないし「あなたは間違っていますよ」と指摘してくれる人も現れません。

その結果、「自分こそが正しい」という考え方が強くなり、自分の意見と違うことを「偽物」とか「だまされている」と評するようになります。

いますよね、こういう人。

こうなると自分のまわりから大切な人がどんどん離れていくようになります。

「正しさへの固執」や「思い込み」は人間関係を崩壊させます。

理論理屈に傾倒しがちなトレーナー、インストラクターの皆さまは十分にご注意ください。

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