№4920:「大義」がない人、「大義」がないビジネスは上手くいかない
本記事は2021年1月13日に配信した無料メルマガ「継続するオンラインビジネスの考え方」を加筆修正したものです。
こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。
今日は「緊急事態宣言の発令があり当社幹部の間でオンライン熱が再燃したと思ったら、それが解除されそうになると舌の根も乾かぬうちに『入会増ののチャンスだ』と言い出し困っている」というお悩みにお答えします。
私は一貫して「当業界(フィットネス業界)のオンライン化はうまくいかない」と言い続けています。
ただし、この対象は既存プレイヤーです。
新規参入企業等は指していません。
その最大の理由は考え方が「リアル店舗ベース」だからです。
考え方の大部分は「リアル店舗でなんとかしたい」というものです。
しかし、この考え方は通用しません。
アフターデジタル、D2Cという概念からもわかるとおり、今後は「オンラインベース」という考え方をする必要があります。
これは「リアル店舗が苦しいからオンラインでカバーする」ではなく「オンラインがベースでその中にリアル店舗がある」という考え方です。
もちろんリアル店舗は残ります。
とはいえ総合型クラブは厳しくなる一方です。
これは幾度も言ってきたとおり、「新コロのせい」ではなく、今まで放置してきた「ビジネスモデルの矛盾」が露呈しただけで遅かれ早かれこうはなりました。
ということはリアル店舗もダメ。
オンラインもダメ。
になるということです。
そこで何を考えるかというと「リアル店舗の新業態」です。
現在も健康産業を本業としていないコンサルティング会社等が新業態を提案しています。
こういう目先の新業態に飛びつく企業が増えていくでしょう。
が、私はこの形態で中長期的にうまくいったケースを見たことがありません。
何故か?
そこに「大義」がないからです。
「大義」のないビジネスは上手くいかないし、上手くいったように見えても裏側では大赤字だったりしていて、結果的に数年で崩壊します。
※特に「富と名誉」に溺れたものは短期崩壊する。
この時に重要なのは「大義のないビジネス」をやっているのは「大義のない人である」ということです。
ここを見ればたいていのことは予測できます。
したがって経営者に「大義」があれば、リアルであろうとオンラインであろうと、新コロが来ようが来まいとビジネスは上手くいきます。
リアルとオンラインの間を行ったり来たりしているのは経営者に「大義」がないことの表れです。
このことこそがリアルもオンラインも中途半端になっている最大の理由だと思います。
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