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№5561:社長には「社内」も「社外」も見る責任がある!

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、土曜日は(できるだけ)いただいた質問にお答えしています。

【今週のご質問】
「当社の社長は『社内』を見ずに『社外』ばかりみています。『社内』で見ているのは数字だけで、現場はまったく見ていません。で、『ヒントは社外にある』的なことを言います。このような姿勢をどう思いますか」

【私の考え方】
どう思うも何も「社長失格」だと思います。

ちなみに「社内を見ていないから失格」と思うのではありません。

「お客さんを見ていないから失格」なのです。

社長の最大の仕事は「お客さんを見ること」だと思います。

さらに補足するなら「お客さんを見る」というのは「現場で接客をする」ということではありません。

「お客さんのニーズであり不を見る」ということです。

その上で常に現場を最高の状態にしておく。

それが社長の仕事です。

ただし「社外を見ること」はまったく問題ありません。

社長は「社外」を見るべきです。

いや、見なければいけません。

「社内」を見ていないことが問題なのであって、「社外」を見ることは必須不可欠事項だと思います。

「ヒントは社外にある」というのも本当だと思います。

「社内」を見ないことも「社外」を見ないことも、どちらも問題行動であるということです。

「従業員の結束を固める」「社員を大切にする」とばかりに、社員と仲良くしている経営者がいますが、これには限度というものがあります。

こういうことをやればやるほど社員の一体感は増すのかもしれませんが、社内が内向きで閉鎖的になるという副作用を生みます。

これでは事業も伸びません。

少なくとも、休日まで社員と一緒にいるなんていうのは直ちにやめるべきでしょう。

他に友だちはいないのかと思ってしまいます。

これは「それほど活動範囲が狭い」ということです。

また、今回の質問内容のように、社長が「社外活動」をすることに不満の声が挙がるのはよくあることですが、それはナンバー2的なスタッフの能力が低いことも原因です。

このポジションにいるスタッフは社長に直言ができなければ意味がありません。

必要に応じて社長に指摘や注意をするときもあれば、時には社員に「社長の気持ち」を代弁することが求められます。

それが大半の場合「社長の家来」であったり、社員側からは「社長にべったりの人間」と見なされていたりする。

これじゃダメですね。

いずれにせよ、社長には「社内も社外も見る責任がある!」ということです。

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