これからの子ども達の教育について2021年に思うこと 

今して振り返ると、コロナの流行の始まりの、

まさに直前であった、

一昨年の12月ごろ、

オンライン上のプラットフォームで子ども達が学びあうというコンセプトの

『こどもまぜまぜ プロジェクト』をひっさげて、

企業の社長さんや会長さんに無理無理アポイントをとり、西に東に、直談判しにまわっていました。

日本の未来に危機感を持っている企業のトップの方の中には、支援を検討して下さる方もありましたが、

子どもの教育をオンラインで行うことに対して、

理想的ではない、と、難色を示されたトップの方々も少なくありませんでした。

その後、思いがけず、コロナの流行があり、

社会のオンライン化が一気に進みました。

教育のオンライン化については、賛否両論ありますが、

地方に住む子ども、保護者が忙しくて、送り迎えが難しい子ども、

さまざまな理由で外出が難しい子ども達にも、等しく学びの機会を提供できる可能性については、大きなプラス面を感じます。

一方で、現実を見てみると、オンライン化で、ITやデジタルツールを我が子の学びに繋げられる家庭は、

決して多くはなく、

オンライン化デジタル化で、更なる格差が広がる可能性を残念ながら感じています。

スクールの方では、デジタル機器が苦手な保護者の方々にも、個別にお伝えする時間をとり、

多くの方々が最低限のツールとしては使えるようになりましたが、マンパワーはもちろん、前向きな気持ちなども充分でないと、結構なハードルがあることを経験しました。

実際に、この一年オンラインでレッスンを行ってきて、

きっかけさえあれば、ツールを使いこなすようになるのは、子ども達の方が上手だという場面にたくさん遭遇しました。

子ども達の吸収力、適応力は、本当に凄まじいレベルです。😊

この一年、ほとんど実際には会う機会はなくても、毎週何時間かの時間を共有しながら、オンラインだからこそできる学びへのシフトを一緒に経験した子ども達がたくさんいました。

これから世の中のデジタルトランスメーションが進んでいく中においては、

私は、子ども達こそ、その変化の渦に巻き込んで、

未来の可能性について、どんどんと見せていくべきではないかという思いがしています。

オンライン上の学びや交流に否定的だった企業からも、年があけて、支援の再検討のお申し出をいただくような動きがあり、

そろそろ世の中が、新たな時代に向けて動き出すのかなという感じです。

新しい世の中のルールや価値基準ができると、

これまでのルールが通用しなくなる局面も増え、

再度、平等なチャンスをつくりだす機会の到来も、

理論的には、有り得るのではないでしょうか。

これからの教育について、これまで生きづらさを感じてきた子ども達にも、平等なチャンスを用意できるよう、企業の方々も巻き込んで、新たな仕組みを作りたいと、改めて感じている今日この頃です。

多くの皆さまの日頃のご支援に、

心より感謝申し上げます。

引き続き、皆さまのお力添えを、

どうぞよろしくお願い申し上げます。

まぜまぜ プロジェクト、進化中です。

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