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どんな種目をするのか?よりも、続けやすいことを。

トレーニング指導で考えていることの一つに、自主練する気が起きるかどうか?ということを考えている。

パーソナルトレーニングって、なんとなく真似できないメニューをお客様に提案する事があったりしますが(無理矢理重たいもの使うとか)そういうのって、自分でするトレーニングがない人であればいいけど、自分でもジムを利用する人に対してのメニューでは不向きなんですよね。

普段対象にする人がフィットネスクラブの会員様という事もありますが、施設の有効活用、という点は意識しています。

ここからは、ちょっと考えてメニューを組むといいことを。

ある程度、ゆとりのあるメニューを組む。

セッションでするメニューをそのまま自主練でも行える事が理想ですが、パーソナルでは僕らトレーナーが見ているからできるというのがあります。

なので、トレーナーがいない時のメニューというのは軽めの設定になります。

この辺はお客様の特性にもよりますが、真面目に自主練する人ほどメニューは軽くします。特に重さは軽くしないと、セッションの時に疲労が抜けないなんて事も考えられます。自主練も大事ですが、セッションに影響が出るレベルの自主練は悪影響の方が強いので、バランスは大切です。

また、トレーナー側も補助車ありのフォーストレップやドロップセットなど一人では大変なものはセッションでメニューに組み込みすぎないようにするといいかもしれません。その人がどのぐらい実力で頑張れるか?がわかりにくくなります。

筋力アップの方の負荷設定も注意。

ベンチプレスを100キロあげたい!とかそういう人のメニューですね。

こういう人って、やたらとマックスに挑戦したがるので、セッションの時に疲労が取れていない場合が大です。

自主練では、どちらかというと負荷は軽めで余裕を持ったメニュー構成にします。8回できるものを6回でという感じ。

その代わりに、苦手なポイントでのトレーニングを重点的に行うようにします。(ストップベンチ、ピンプレス、テンポコントロールなど)

その人がどんなスケジュールで過ごすのか?と目標への兼ね合いでメニューを組むのはフィットネスクラブだと重要かと。

筋力アップもそうですが、何かが上手くいかない人ってやりすぎているケースも多くあります。足し算ではなく、一度引いてみるのも重要です。

依存させるか?自立させるか?

メニューに一番出るのがここだと思う。

もちろん、お客様のポテンシャルややる気を引き出すのにメニューというものはキツくなりますが、トレーナーに何から何まで頼られるようなメニューを組むのは自立から遠ざかります。

ここで自立を促しつつ、良いアドバイザーという位置にトレーナーがつけると、長いいい付き合いができるのではないのでしょうか?

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