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お金と時間と体力

お金と時間と体力の三つが全て揃うタイミングというのが来ないまま人生終わることってありますか?という投稿を見たので、自分の体験を踏まえて持論をシェアしたいと思います。

これって若い10代・20代の時にはお金がなくて、働き盛りの30代・40代の時は時間がなくて、年老いてくる50代・60代は体力がなくなる、って話しですね。私は今52歳ですが、今のところ、私の人生はその通りになっています。

個人的に感じることは、まずお金は絶対的な金額はあまり意味がなくて、そのお金を使って何をしたいのか、使いたいのか、貯めて将来の不安を取り除きたいのか、お金の目的がはっきりしていることが大事であって、その目的に応じた金額があるのであれば、若くて絶対額が少なくても必要十分な額があれば幸せなのではないかと思います。

次に時間ですが、これも働き盛りの世代はサラリーマンだろうが自営業だろうが、忙しいのはその人の体感であって、自分で選んでその道を進んでいるわけで、忙しくても充実してれば、時間が足りないってことはなくて、時間を作り出すことはある程度は可能なのではないかと思います。ブラック企業に勤めていて、あまりに不条理な働き方を強いられているのであれば辞めて他の仕事に就けば良いのであって、日本なんて他の国に比べたらどれだけ就職の選択肢が多いか、そう思えば自分の境遇を変えて新しい人生の道筋を創り出すことも不可能ではないと思います。

そして体力ですが、これは正直他のファクターとは違って、年齢を経るごとに絶対的に減っていくものだと思います。個人差という面はあって体感で「俺は幾つになっても若いんだ」という人もいると思いますが、正直問題いくら努力しても老いは避けられないものだと思います。だからこそ、私は体力が(もちろん気力も)あるうちに、出来ることはどんどん挑戦して行った方が良いと思うようになり、それで脱サラして地方移住をした訳です。

今の若い方に言いたいのは、ないものをどうにかしようとするのはなかなか難しいことではありますが、それを嘆くよりも、あるもの(気力・体力・時間)にフォーカスして、それがあることに感謝して、人生最良の選択をしていくのが良いと思います。

淡々とした日々の中にある小さな幸せ、家族や友人との時間、自分が大好きなことをしている時間、美味しい食事をしている時間、そういった小さい幸せこそが人生を豊かにしてくれるものだと思います。

今の時代、効率性、生産性、正義(環境問題とか社会問題とか)を求め過ぎていて、なんかそれって本当に人を幸せにしているのかな、と疑問に感じてしまうことばっかりです。そういった大義名分って、昔から先人が大切にしてきたこととは反対のことをしているんではないか、とも思ってしまいます。

取り止めのない話しになってしまいましたが、私は今、お金も時間も体力も相応にあるタイミングの中にいるのではないかと自覚しています。毎日が楽しいし、お金もどんどんなくなっているけど支出も減っているのでそんなに苦しくないし、体もそれなりに動いている。まさに人生の中でもあまり遭遇しないチャンスタイムなんだと思います。だからこそ、今の毎日を全力で生き抜いていきたいと思っています。

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