日記~丹後ウルトラマラソン大会当日~2024/09/15

9月15日(日)、本日は…
丹後ウルトラマラソン✨️
60kmの部に出場。

丹後ウルトラマラソンは
2年連続、7回目の出場です。

結果:60km 7時間17分29秒

初出場は2013年19歳の時。大会最年少出場をしました。あれから時を超え、たくさんの想い出が京丹後に詰まっています。きっと来年も出場するでしょう。昨年は途中棄権してしまったので、今年は完走を目標に。でも、エントリーはしたものの、実際に出場するかどうかはギリギリまで悩みました。8月の盆明けから走れるようになり、そこから急ピッチに。練習では最長距離20kmを越えておらず、連続では14kmが最長距離。その状態で60kmいけるのか?不安しかなかったですね。

スタートは朝9時00分。天候は曇り空。時々、小雨もあり、全体的には京丹後にしては涼しい気候。蒸し暑さはありましたが、例年の京丹後を考えると言い訳ができない走りやすい天気でした。スタート直後、マイペースを心掛けるも、目の前に選手が居ると燃えてしまい、ペースアップ。結局は最初から突っ込むレース展開。いける時に、いけるまでいこう。

序盤の補給所では、多くのランナーは無視して通り過ぎる中、僕はガッツリ休憩。走り始めると、走れることが嬉しくなって、テンションが上がり、心拍数も上がり、変な呼吸になり、しんどい、、、過呼吸みたいになってくる。心臓が痛い。胸を大きく膨らませて、姿勢を正して、慌てず、焦らず、諦めず。

平常心を保つのが難しい試合でした。身体も心も歓んでるのがわかる。それでも、落ち着いて走らねば。頭と心の不一致。10km通過はできた。練習では14kmしか走ってない。それ以降はどうなるのか。。。身体は正直。やってないゾーンに入った瞬間、身体が重くなる。

15km以降、ドシッと負荷がかかり、ペースダウン。七竜峠という坂道の連続が始まる。もう、ここは割り切ろう。登り坂はパワーウォーク。下り坂だけ走ろう。平地は余力があればいく。頭の中では、20km越えたら、すぐ30kmになって、そこからの30~40km区間だけ耐えれたら、45kmにチームメイトが待ってるはずで、プラス5kmしたら、50km地点。すればラスト10kmくらいはいけるだろう。よし完走できる。まず20kmを越えよう。

七竜峠を下り切り、エイドステーションで気付く。肩がめっちゃ痛い。ランニングリュックを背負っていたのですが、それが擦れて傷になり。まだ20km。このヒリヒリ感も同時に背負っていくのか、、、とにかく、次25km、30kmを越える。まだ作戦は成功中でした。登り坂はパワーウォーク、下り坂だけ走る。身体が動いてました。

60kmは後からスタート。100kmの部の選手は朝4時20分から走られている。この辺りで100kmの部に出場されている選手たちに追い付く。チームメイトにも追い付いた。すると衝撃の事実を知る。「もう僕ら制限時間越えちゃってて、次の関門で終わりなんです」、、、うそやん!?そういえば、100kmの部の方々は特に、ゆっくり歩いている選手が多い印象があった。このペースでも間に合うんだ!それなら心にゆとりを持っていける。。。と思い込んでいただけにビックリ。気持ち的に焦りが出る。

60kmの部は33km地点、100kmの部は51km地点。制限時間は100kmは碇高原に行く時間が考慮されて時刻12時00分まで。60kmの部は碇高原はショートカットするため時刻14時00分まで。自分が通過した時は、12時30分くらいでした。そこからが大変。特産品バラ寿司があったのに、気分が悪くて食べられず、、、もったいない。たくさん水分補給をして、再スタートするも、気持ちが上がらず。

平地でしたが、ずっとウォーク。すると次第に眠くなり、やる気が落ちて、ネガティブモード。ひたすら歩く。少しでも前に進もう。無駄なプライドは捨てて。ここから30kmくらい歩くのか。。。果てしない。それで制限時間、間に合うのか?疑問に思いつつ、ここは歩く。ずっと歩く。しんどい。ナーバスになっていると、ビキッと、右膝が痛み出し、それからシンスプリント。スネの部分が筋肉痛になる。

マジか。無理か。練習できていない距離に突入している。ここで終わりか。でも時間はある。時間の限り、前に進もう。35km地点を通過、40kmまではなんとかいくぞ。目の前に広がる田畑や山々の緑豊かな景色たち。クモの巣もたくさん。風が吹き、自然と触れ合い、生きてる今この瞬間を意識する。40km地点のエイドステーション、休憩をしっかり。次のエイドは5.5km先、、、!?チームメイトが待ってるはずの45km地点まで、エイド無し。結構長い。

もう、ここは一気にいくか。鬼門と想定した40~50km区間。ここさえ越えれば、完走はできる。一気にいこう。ナーバスモードを吹っ切り、ランニング再開。意外と動けるやん。ウォーク期間中にかなり身体が回復していた模様。40~45km、飛ばした。呼吸に気を付けて、心拍数が上がり過ぎないように。テンポ、テンポ、テンポ。

45km地点、約束通り、チームメイトが待ってくれていた。声援は力になる。ラン友さんも応援団になり、声援を送ってくれた。よしいける。今日いける。ポジティブになる。もう今日は感情の起伏が激しい。ハンパない。絶対完走できる。自信が湧いた。チームメイトの活躍の情報も耳に入る。途中棄権になってしまったチームメイトが今回多く出る中、100km女子の部では準優勝したり、100km男子の部では1人自己ベスト更新。強い。頑張る理由が増えてくる。

小刻みなアップダウンが続き、気付けば、あっという間に50km地点を通過。え?めちゃ近いやん。感覚、意識が飛んでいたのでしょう。ここまで来ればいける。登り坂パワーウォーク、下り坂、、、脚が痛い。次は足裏にマメができて、接地が痛い。暑さ対策には、帽子の中に氷を入れてもらって、かぶる。これが丁度良かったですね。助かりました。少しずつ溶けて、頭を冷やしてくれる。

エイドステーションでは、フルーツ(みかん、レモン、ぶどう、パイナップル)それから塩タブレット。あと、グミが終盤に入ってから用意してくださっていて、それが一番美味しかったかもしれません。いつもは沢山食べるけれど、今回はそんなに食べず。フルーツがある場所では細かくひとくちサイズに切ってあるのを2個とか。6リットルくらいは水分補給をしたはずだけど、一度もお手洗いに行かず。

55kmを越えると、次のエイドまでが3.5km先と書いてあったので、ほぼ、ゴールになる。遅くてもいいから走る。相変わらず、足裏のマメが痛い。でも段々そんなことも気にならなくなる。ゴールが見えると気持ちが高揚する。上がり過ぎると心臓への負荷が高くなる。過ぎないところを維持。試合中に、そのコントロールができるようになっている。最後のエイドに寄ったら、ラスト2km。カウントダウン。

ラスト1km。もういける。精一杯走ろう。走り尽くそう。タイムは関係ない。やり切ること。今できる100%を出す。走れること、ほんとに嬉しい。走ること、それは人生。生きてるを感じている今この瞬間。幸せな瞬間。

ゴール。ゴール地点にもチームメイトが待ってくれていた。こんな恵まれた環境はない。有り難い。大切な仲間たち。絆で繋がった仲間たち。僕が信じている仲間たち。不思議な出逢い、バッタリ遭遇も多い。その存在、力になる。この心奥深くからの想い、感謝。僕自身も結果で恩返ししたい。

結果【60km 7時間17分29秒】

LAPタイム(公式サイト)
10km 40分59秒
20km 1時間00分53秒(1時間41分53秒)
30km 1時間13分42秒(2時間55分34秒)
40km 1時間43分02秒(4時間38分36秒)
50km 1時間13分36秒(5時間52分12秒)
60km 1時間25分17秒(7時間17分29秒)

LAPタイム(手元の時計)実際
10km 48分15秒
20km 1時間01分53秒(1時間50分08秒)
30km 1時間19分12秒(3時間09分20秒)
40km 1時間29分22秒(4時間38分42秒)
50km 1時間13分42秒(5時間52分24秒)
60km 1時間25分05秒(7時間17分29秒)

公式サイトのタイムは、前半戦は100kmの部の方々の通過点での計測。碇高原をショートカットして43km地点辺りで合流。100kmの部は83km地点辺り。以降のタイム計測は同じ。なので、手元の時計が正確かな。

今年の京丹後は60kmの部で良かった…うん、十分満足。脚の具合としても、体調面も、精一杯。来年も京丹後、出場すると思います。距離は未定。エントリーする時の自分の状態で決めようと思います。チームメイトに言うのは、100kmはオススメしません。それでも出場するならば、どうぞ。オススメは60kmの部ですね。みんなで出場して、想い出をつくろう。

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2024/09/20追記
大会当日の様子をYoutube編集、投函しました。
もしよかったら観てください。
https://youtu.be/2EJEEYyONK8?si=EicFCbLiG7cEX4K6

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※次の試合(予定)
9/20 第5回尼崎中長距離記録会
種目:3000m走、5000m走

10/4 第6回尼崎中長距離記録会

10/6 神戸市リレーカーニバル
種目:高校一般5000m走

10/13 兵庫秋季陸上記録会
10/14 兵庫マスターズ選手権

10/27 西宮ハーフマラソン
11/17 神戸マラソン(42,195km)
11/23 福知山マラソン(42,195km)
12/1 京都マスターズ記録会
種目:3000, 5000, 10000
12/8 小野ハーフマラソン
12/15 淀川寛平マラソン
12/22 宝塚マラソン(16km)
12/28 The Challenge Marathon(42,195km)

1/26 六甲シティマラソン
2/9 神戸バレンタインラブラン

ミスター K.M.

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