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旅行記⑨:ジンバブエ(23年2月)

ジンバブエ編スタート。

ガーナからヨハネスブルク経由でvictoria fallsに向かう。
南ア航空は初めてだったが機体が小さいからか座席がエミレーツほど大きくない気がして、普段はtake offの前に爆睡するタイプの私にしてはあまり寝られなかった。

朝6時頃にヨハネス入り。初の南アフリカ。

ケープタウンも行ってみたいが、まあまた歳を取ってから行く機会があるだろう。

適当にサンドイッチと水を飲んで腹ごしらえ。それでも2時間半あまりあったので人が疎らな搭乗ゲート前のベンチで横になってカバンを枕にして寝た。

世界最恐都市と言われるヨハネスブルクも空港は安全だと信じて。。
多分1時間ぐらいうとうとしていて気づけば搭乗間近だった。

南半球のヨハネスブルクで一人トランジット待ち。。思えば遠くまで来たもんだ。ふと少しさみしくなる。


ヨハネスブルクからvictoria fallsまでは一瞬だった。2時間もかからなかったと思う。
南アフリカ英語なのだろうか、イギリス英語よりも高貴な響きの訛りがある英語を話す白人が多い。彼らにとっては日本から韓国に旅行に行くようなノリなのだろう。


KAZA Visaというボツアナにも行けるVisaを取得。これで明日、ボツアナにあるチョベ国立公園まで日帰りツアーに参加できる。

今回もガーナのように税関で賄賂を求められるのではないか、とビビっていたが特段そう行ったこともなく入国。ホステルに依頼していたバスに乗って向かう。


途中いきなりめちゃくちゃ激しい雨が降り始める。スコールみたいな。そこから2時間ぐらい続いた。道もぐちゃぐちゃになって、ホステルの前の道はほぼ洪水状態。水に浸かっていないところを幅跳びで超えて行く。

2泊で57ドル。まあ最初から特に期待していなかったが、なかなかのバックパッカー宿。まあツアーなど他で結構お金を使うし、どうせ昼間はいないし、寝るだけの宿はこれでいい。高級ホテルはまた次回誰かと一緒にきたときに(お金があったら)泊まろう。


シャワーを浴びてぼーっとして、もう15時過ぎ。さすがにお腹が減ったのでサンセットクルーズの時間までランチついでに散歩へ。

直ぐ近くにスーパーもあったが、加工済み食品はなく、どこかサクッと食べられそうなレストランを探してうろうろしていた。


いかにも怪しそうな男性に声をかけられる。
前の私であれば無視するなどして早足で逃げただろうが、アフリカ好きの会社の先輩より「いろんな人に話しかけて、しっかりとアフリカの人にイメージを持てるといいな」とアドバイスをもらったばかりだったので、会話を継続してみようと思った。

思えばガーナの賄賂の件もあり知らない人に話しかけられるのにビビり過ぎなのだ。自分から話しかけることも挑戦していきたいな。人を知らずしてその国はわからないから。

というか脱線するがこれを書いている21時頃、停電が頻発している。今も真っ暗な部屋の中で書いている。こんなに水力発電が豊富なのになぜ停電するのだろうか。。グリッドが弱いのか。。でもそんなに需要は瞬間風速的に変動しているとも思えないけど。。

Anyways、 男はいきなり札束を取り出して見せてきた。一瞬逆に僕にお金くれるの?と嬉しくなったけど、話を聞くと昔のハイパーインフレ時のお札をお土産として売っているという。

確かにこれはお土産にいいね。でも札束全部を50ドルでどうだ?と言ってくる。さすがに高すぎるし、そんなにいっぱい要らない。相場もわからないので、明日はどう?と聞いてみると、tomorrow is soccerとの返事が笑。

おもわず笑ってしまいそうになったが、いいランチの場所知らない?と聞くとおしゃれな感じの近場のランチを教えてくれてバイバイした。普通にいいやつだった。笑

ランチを食べてホステルに戻るとまさかのサンセットクルーズ行きのバスは出発したとのこと!16:30発だと勘違いしていた!実際には16:30にクルーズ船が出発するとのことで20分ぐらい前に出たようだ。

割と楽しみにしていたし、今夜しか夕方いないのでホステルの兄ちゃんに15ドル払って車を出してもらう。時速100キロ超えで車を飛ばしてくれて、なんとか出発に間に合った。good job。

サンセットクルーズは本来はだれか仲のいい人たちと一緒に行くものである。2階建ての船だったので二階の方がよく見えるだろうなと思ったが、すでに全テーブル埋まっていた。

店員のにいちゃんが男性三人組に声をかけてくれて相席することに。
フランスからきた25歳-27歳のにいちゃん達。ユダヤ人っぽいなと思ったらどうやら全員そうらしい。今回の旅についてイスラエルから入って~と話すと、両親はイスラエルにいると言って俺たちユダヤ人なんだって教えてくれた。
フランス人あるあるだが、全然英語がうまくなくて「we was」とか言っちゃうのになぜか俺よりも会話に入り込んでいる。一体なんなんだ。。横にいたアメリカ人にもフレンチアクセントがいいねとか言われているし、自分からyou like french accent right?とか言っている。日本人はあのフランス人の自信は少し見習った方がいいな。

クルーズ自体は素晴らしかった。参加者のほとんどは高齢の欧米からの観光客だった。victoria fallsは欧米の高齢者に人気らしい。ずっと酒を飲んでぺちゃくちゃ喋っていて正直、うるさ!ってなった。

雄大な大自然を前にずっと携帯を見ている人たちもいてナンジャコリャと。


でも、クルーズのデッキから身を少し乗り出して自然に耳を傾けると本当に静かで。




夕焼けに向かってゆっくりと船が進んで行く。太陽はなぜこんなにも大きいのだろうか。正直生きていると色々不安もある。でも、この雄大な大自然を前に、夕焼けに向かって進む船のようにゆっくり進めばいいんだって、大丈夫なんだって教えてくれた気がする。

本当に美しかった。


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