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旅行記11:ジンバブエ(23年2月)

今日はVic fallsに行った。

朝6時に起きて荷造りをして6:45には部屋を出た。7:00に受付が開くということでコーヒーを飲んで待つ。
今朝も停電しているようでただただコーヒを飲んで待つ。

普段は朝起きてすぐに携帯を見て、lineをチェックし、gmailをチェックし、twitterを見て、、、と無駄に15分ぐらいダラダラしてしまうが、それがないのはとてもいい。強制的にデトックスされた。

5分ほど待つとミゲルというメキシコ人もやって来た。

お腹が痛いというので正露丸をあげた。私は正露丸を出張にもいつも持ち歩いていて、箱はボロボロだが、実は開封したことがなかったようだ。新品を開封して三粒あげた。出張中に腹を壊したことが何度もあったが、なぜか今まで正露丸にお世話になってこなかった。。

正露丸という怪しい日本の薬を前にミゲルは眉間に皺を寄せる。これは一体何に効用があって、何からできているんだ?と説明を求められる。

日本人はお腹に何か異変を感じたらいつもSeiroganを飲むんだ。下痢とか食中毒とか。。とは言ってみたが、何からできているかはわからなかったのでググってみた。どうやら木のチップからできているらしく、それを伝えると納得したようで3粒手にとって飲んだ。

Vic fallsまでは歩いて20分程度。
道中、旧紙幣billion Zimbabwe dollarの札束を持ったおじさんがすぐに近づいて話しかけてくる。

彼と一緒でよかったわ。彼は61カ国を旅しているというかなりの玄人旅人だ。話しかけられても全然動じない。
trillion dollarが珍しいようで聞いて見たが、誰も持っていなかった。billion dollarはどこにでもあるようだ。

昨日ホステルの前で出会った同じニイちゃんにまさか再度遭遇。「oh i saw you yesterday before going to Chobe!」と言ってゴリゴリ売りに来た。

あまりにしつこいが別にいらないので強い意志で適当に振り切った。


8時前に国立公園の入り口に到着。



あのヴィクトリアフォールズの入口なので壮大なものを予想していたが、入り口は小規模な動物園と見間違うほど小さい。そして誰もいない。朝早く来すぎたか。

入り口から滝までは5分程度歩く。その間にカメラについて話す。まさかのお互い全く同じカメラSony 6400を保有していた!なんという奇遇。彼は私よりも圧倒的にカメラが好きなようで使い方を教えてくれた。


滝に近づく。迫力がすごい。地球の力強さを感じる。水不足になんてならないんじゃないかと錯覚する。ここから地球が始まったんだろうなと感じさせる。



View pointsが1-16まであって、一つずつ留まってはカメラに収める。

滝の水飛沫が凄すぎてかなり滝からは離れているのに雨が降っていると思うぐらい飛んでくる。せっかくのシャッターチャンスではあるが途中からはずっとカバンの奥底に潜ませておくしかなかった。

途中からはもはや大雨洪水警報ばりの水飛沫を受け、カバンもTシャツもズボンもビッチャビチャになった。


ミゲルはザンビアサイドまで徒歩で行って逆側から滝を見に行くということで国境まで一緒に歩く。
びちゃびちゃの状態で歩くのはあまり気分がいいものではなかったので少し萎えていたが、一旦道でTシャツを脱いで絞って、15分ぐらいすると太陽が出てきて1時間後には完全に乾いた。靴下だけは全然乾かなかったので、行く人はサンダルにするか、靴下の替えを持って行くかなどすることをお勧めしたい。


徒歩での国境越えはなかなか新鮮。ジンバブエ国境を出てからザンビア国境の入国ゲートまで3キロぐらいある。時間の関係かほとんど徒歩で国境を渡る観光客がいなくてこれまためちゃめちゃ話しかけられる。国境までの道は一本なので永遠に着いてくるのだ笑

ザンビア国境

ザンビア国境付近の橋でミゲルとはバイバイした。彼のお陰でヴィクトリアフォールズを堪能できた。


ジンバブエ国境に戻る道中、またにいちゃんが近づいてきて永遠にお土産物を売ろうとしてくる。1キロぐらいついてきたのでその根性は素晴らしいと感心してしまいサイの置物を一つ買った。


軽くランチを食べてホステルに戻って空港に向かった。

Victoria falls空港の国内線はとてもシャビーである。なんせ行き先がハラレしかないし、観光客はハラレには普通は行かない。

wifiを探すとAirport public wifiが表示されるのに接続されない。
荷物検査を終えて時間があったので職員に聞いてみた。

俺はわからないが知っている人を探してやる、とのことで探してくれた。男性は戻ってきて、荷物ゲートをもう一回出てまっすぐ行ったところの職員に聞けばcodeを渡してくれるだろう、と助言をもらう。

荷物検査のゲートの逆走は初体験。彼の助言通り歩いて行き、そこに立っていた人にcodeを聞いてみると短冊状の紙をちぎって渡してくれた。そこにcodeが載っていた。。なかなか原始的。。ドラクエばりの難易度である。そこまでしてwifiにアクセスさせたくないのだろうか。。codeを入れるとネットには繋がるもラインは使えず、70MBまで30分間のみ、というYouTubeの動画であれば5分程度で超過しそうなアクセス権のみだった。


搭乗してから読書でもしようかとカバンを開けると、ヴィクトリアフォールズの滝の水が浸水していたようで、ミル自伝とメモ帳が犠牲になっていた。

おかげで購入して二週間ぐらいなのに明治の書物ぐらい年季を感じさせてる装いを帯びている。

横の椅子に広げておくと、すぐに乾いた。
機内はとても乾燥しているということを実感。そりゃ機内で寝ると喉はカラカラ、鼻くそもめっちゃ溜まるわ、、


一時間ほどでハラレに到着。飛行機から出るとすでにバックパックは置かれており、担いで出口に向かう。動線が短すぎて飛行機を出てから出口まで体感30秒である。

友人と無事会えるか心配していたが無事合流。

とりあえず夕食を食べに友人の運転で向かう。道中が本当にやばかった。どのアトラクションよりも怖かった。。

まず、インドネシアでもガーナでも当社の駐在員にはドライバーがつく。そして車も車高がある頑丈なものが一般的である。
それに対して友人の車はぶつかると全てがプレスされてしまいそうなてんとう虫のようなtiny carである。

そして道路環境も圧倒的に悪い。

道路は穴だらけ、信号は止まっている、スコールで前が見えない、乗合バスの急停止。おまけに対向車線なのに謎の右折レーン出現などなど。何もかも違う。

特に円形のラウンドタイプの交差点で信号が止まっていると右から左からバンバン車が来る中間をすり抜けて直進するのは本当にハードであった。

直進とは本来右折にも左折にも増して優先されるべきであるが、円形交差点においては右からも左からも直進車がやってくるわけである。もうめちゃくちゃだ。

日本であれば交通ルールの遵守と譲り合いが重視されるが、ジンバブエでは圧倒的意思表示ととにかく恐れずに突っ込むことが重視されるようで、友人は強い心で巧みな運転で無事に送り届けてくれた。いつの間にか同一人物かわからないレベルで逞しくなっていた友人に驚愕。


夕食のチキン

滝を歩き回ってカオスな運転を見て、心も体も疲れていたのか、早めに寝た。





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