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「秒で伝わる文章術」が、すごい

ふつうの言葉を用いて、非凡なことを語りなさい。

アルトゥール・ショーベンハウアー(「著述と文体について」より)

今回ご紹介する秒で伝わる文章術の冒頭で、紹介されている言葉です。
誰でもわかる言葉で、伝えることの大切さを強調しています。

本書はそんな伝えたいことを、正しく、素早く、相手に伝えるための文章術を紹介している本です。

最近、私はわかりやすい文章を書くことに関心があり、文章術の本をいくつか読みました。
その中でも本書は、他の書籍よりもすごいです。


伝わる文章術にフォーカスしている

私が文章術を学んでいる目的は、「相手に伝わる文章を書けるようになりたいから」です。

私はプログラマーをしており、仕事上、ドキュメントやチャットなど文章を書く機会が多いです。
そのため「伝わる文章が書けるようになれば、よりスムーズに仕事を進めることができるのにな」とよく考えていました。

本書では冒頭で、伝わる文章術にフォーカスすることが宣言されています。

本当に役立つ文章とは、あなたが伝えたいことを、正しく、素早く、読み手に伝えるための文章です。(中略) エモーショナルな文章で読み手の心を動かすよりも、正しい情報を、読みやすい文章で理路整然とシンプルに伝えることが求められます。

秒で伝わる文章術

これは、私が文章の書き方を学ぶ目的と完全に一致しています。すごいですね。

データに裏打ちされいてる

本書で紹介されている文章術は、著者の個人的な意見ではなく、多くのデータや研究結果と併せて紹介されています。

データによって科学的に証明されているので、安心して、自分の文章に取り入れることができました。

それもそのはず。著者の宮崎直人さんは、楽天やあと払いサービス「ペイディ」などの大手企業で、長年コピーライターやUXライターとして働かれてきた方です。 データを用いて、わかりやすい文章を書くことのプロフェッショナルなのです。
すごい!

その場で実践できる

本書では各文章術を紹介したあとに、実践的な練習問題がついています。

学んだ文章術を練習問題を通じて、その場ですぐに実践できることも素晴らしい体験でした。他の書籍と違い読んで終わりで頭に残らなかったものが、すぐに実践して頭に定着させることができました。
すごい。


すごかったですね。
どんな仕事であれ、文章を一切書かない仕事はありません。
伝わる文章を書く力は、最強の汎用スキルなのではないでしょうか。


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