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『自分の中に毒を持て』を見て何を思ったか

岡本太郎さんについては、「芸術は爆発だ」「太陽の塔」「職業は人間」くらいしか知らなかったです。
太陽の塔については、岡本太郎作品というより「クレヨンしんちゃん」で最初に認識したかな。(大人帝国が一番好きなクレしん映画!)

岡本太郎さんの作品については、うーーん・・禍々しい?、一度見たら忘れられないような色使い?(芸術品に対する感想の乏しさ)でなんとなくで認識しています。
そんな程度なのに、なぜかタイトルに惹かれ読んでみました。


感想

毒=自分らしさ。
夢を見ること、自分の人生を生きること、ジタバタせず自分はそういう人間なんだと認めること。
なんか芸術家だから難しいこと、普通じゃ理解できないことが書いてあるのかなと思っていたのに、しっかり普通の人(普通が何かはよくわからないけど)じゃないかというのが、岡本太郎さんに感じた印象でした。

ただこの本については、自分に置き換えた時にどうするべきなのかとして道標的な意味合いで読み出したのか、
この人(岡本太郎)はこういう道・考え方で生きてきたのか捉えるべきなのか、
そもそもなぜ読んだのか何か自分でよくわからなくなったのが率直な感想です。

けど、
「自分を曲げず、悪いところも認めて、けど自分に優しいわけではない。」
何か得体の知れない生きる力を貰ったような気がします

結果としては、生きる力を貰ったので「読んで良かった」と言える本です!!

響いた言葉

自分を大事にしようとするから、逆に生きがいを失ってしまうのだ。

自分を大事にする=安全圏内で生きる。
人として極力ストレスなく生きること、それが自然であり、当然のことだと思って生きてきました。
けど安全圏内の生活って退屈なんですよね。
生きているから刺激はあるんですけど、弱いというか、刺激がないというのか。
今まで”生きがい”というものを見つけたことがないから、少しリスク承知で”生きがい”を見つけるために冒険してみようかな。

”いずれ”なんていうヤツに限って、現在の自分に責任を持っていないからだ。生きるというのは、瞬間瞬間に情熱をほとばしらせて、現在に充実することだ。

いずれ、いつか、また今度、明日やろう・・等々、先延ばし系の言葉が大得意な僕にはぐうの音も出ないほど「グサッッッッッッッッ」と刺さりました。
一個前の言葉とも繋がるけど、生きているなら情熱が必要だ。
情熱というのか、自分を生きている責任、人生において無駄な瞬間を作るのは自分次第。
一歩踏み出して、自分を変える努力をしなくては!

自信はない、でもとにかくやってみようと決意する。その一瞬一瞬に賭けて、ひたすらやってみる。それだけだ。また、それしかないんだ。

ここまで三つ見ただけで今の自分が何に悩んでいるのか、また解決するにはどうすればいいのかについて、ここまで考える間もなく答えが出ているというのか。。
なんかめちゃくちゃ読んで良かったと、ここまで書いて改めて気づきました。
本の感想と関係ないけど、こうやってアウトプットすることでこういうことにも気づけた。
これからも続けていくことで、「知った」から「学んだ」に変えていけるかな。

自分がものにした女性の数を誇ったりするのは野暮の骨頂。本当のプレイボーイじゃない。

これに関しては響いたというか、シンプルに「男としてかっこいい」と思いました。
故に、こんな男(漢)になりてえええ!ということでノミネートさせていただきました。笑

最後に

しっかりAmazonのレビュー通り(☆4.4)にいい本でした。
流石です。
芸術とは全く関係なく、どんなタイミングで読んでも生きるヒントになると思うので、これからも定期的に読み返そう!
そして芸術に触れて何を感じるのかわからないけど、今度美術館に行こうと思った読書と芸術の秋でした。(けど気温的にはまだ気温は夏うううう泣)

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