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「走ること」について書いてある本を読んでみた

太りにくい体質ということで特に何をするわけでもなかったですが、デスクワーク+止まらない食欲ということで、しっかりとお腹周りに肉がついてきたので最近ランニングを始めました。

週に2〜3回、10〜15kmくらいを目標にして、月で50km走れたら健康になるかな?くらいの気持ちで走り出しました。

と思ったら、全然走れないの。
体が全く動かない。何より楽しくないから走りたくない。
だから辛ければすぐに歩く始末・・・

それでもやる気を出すために、
「色々なランナーの動画を見ても気持ち変わらず。」
「インスタにあるかっこいいランナーの姿を見ても走れず。。」

ランニングシューズやら服やらで投資した分、回収できずに終わりそうということで、最近読むようになった本(読書)の力を借りることにしました。

Tarzanでは写真見て満足してしまうので、
【ランニング 本】で検索した結果でてきた

『走ることについて語るときに僕が語ること』を読んでみました。

名前は知っていましたが、初めて読んだ村上春樹作品。
結果として、 どんな動画、投稿、雑誌よりも
今までで一番『走る』ということに対して、やる気をいただきました!!

この本を簡単にまとめると、
ランニングというものを通じて、[小説家 村上春樹]がどういう人かを教えてくれる本だと僕は感じました。

自分の中で刺さった言葉をいくつか紹介します。

  • 痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)

  • あきらめて、手に入るものだけでやっていくしかない。それが人生の原則だし、それに効率の良し悪しだけが我々の生き方の価値を決する基準ではない

  • 走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのを止めるための理由なら大型トラックいっぱい分はあるからだ。その「ほんの少しの理由」を一つ一つ大事に磨き続けることだ。

  • もし自分が決めたルールを一度でも破ったら、この先さらにたくさんのルールを破ることになるだろう

この言葉たちが深く、グサッと刺さりました。
おかげさまで読み終わった日から、いつもより早いペースで長い距離を走ることができています!(ザ・単純影響されやす男。笑)

この本の中でなによりも、
「なんだ、いくら月に300km走る人(この本を読んでそんなに走っていることが何より一番衝撃だった)でも、やっぱり走るのは嫌なんだ。
だけど自分で決めたルールを破らない。
そのために走る、貫く、走ることから色々なことを学ぶ。」

少しの走る理由がなくならないように守って、丁寧に磨いて、そして育てる。

そんな簡単なことだったのかと。(簡単なことを当たり前に継続することが一番難しいんだけども・・)

あと、世界的な偉大な人がこれだけやっているんだ。
自分とは違う世界だけども、自分の努力を自分の物差しで測ってはいけないなと、改めて痛感した。
なんかランニングのために読んだ本がモチベーション向上に繋がるとは。

この本に出会えたことで、
ランニングに対する価値観がガラッと変わりました。
この気持ちを変えることがないよう、少しのやる気を守りながら、磨きながら走っていこうと思います。


またこの本を読み終わってから1週間くらいで

この動画がアップされました。
好きな大迫傑選手のインタビュー。

こりゃ走るしかねえ!!!となった影響されやす男でした。笑

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